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「まずは自由にやってみ?」→後からダメ出し 若手をつぶすダメ上司のフィードバック3選

ITmedia ビジネスオンライン / 2025年1月27日 8時10分

 「SNSでプロモーションをかけても、このイベントは集まらない」

 「チラシをもって、得意先を回ろう。私も50枚配る」

 このように、プロセスごとにチェックすることで具体的なフィードバックができる。

●上司がやりがちな間違ったフィードバック3選

 上司がやりがちな間違ったフィードバックは、主に3つある。

1. 定期的なフィードバック

2. 抽象的なフィードバック

3. 又聞きのフィードバック

 1つ目の「定期的なフィードバック」について解説しよう。

 上司は1on1ミーティングと称して会議室に呼び出し、定期的にフィードバックすることが多い(定期面談と呼ぶこともある)。そして、

 「イベント集客はどう?」

 「集客がうまくいってないようだけど、目標設定から間違ってたんじゃないかな」

 「インスタグラムで集客できるなんて、誰から教えてもらった? 取引先の経理部長がインスタをチェックすると思う?」

 既に終わったことを、会議室でフィードバックする。これでは参考にならない。

 2つ目が「抽象的なフィードバック」について。

 繰り返すが、フィードバックは、「すぐに・その場で・具体的に」が基本だ。だから現場を見て、その場でしないと、具体的なフィードバックはできない。

 定期面談や1on1ミーティングでは、

 「なぜ商談が前に進まないか分かりません。何かフィードバックをお願いします」

 といわれても、商談を見ていない上司は具体的なことを言えない。

 「お客さまのニーズをしっかり捉えてないからじゃないかなァ」

 「そんなことないと思うんですけど」

 「うーん、でも、もっと質問力は鍛えたほうがいいぞ。君の同期のJさんも、質問力を鍛えてから変わったから」

 このような抽象的なことに対しては、抽象的なフィードバックしかできない。だから、すぐに、その場で……を心掛けるのだ。そうすることで、

 「一緒に商談に参加してよく分かった。オープンクエスチョンを使いすぎだよ」

 「君が話す量が多すぎるよ。お客さまにもっと話をさせないと。例えば、こんな質問をしてみたらいい」

 自然と具体的なフィードバックができるようになる。

 3つ目の又聞きのフィードバックは、最悪だ。

 「そういえば2カ月前のイベントのことだけど、SNSでプロモーションしたらしいじゃないか。そんなやり方じゃあ、うまくいかないよ」

 このような、結果が出て、随分たった後のフィードバックをされても気分を害するだけだ。しかも、本人はその場にもいないし、誰かから聞いた話を参考にフィードバックしようとしている。こんなやり方では信頼関係を壊しかねない。

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