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“ECに弱い”ドコモがAmazonと再びタッグを組む理由 「dポイントがAmazonで使えるのは“初めて”」で誤解も

ITmedia Mobile / 2024年4月10日 23時5分

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dポイントクラブ会員がドコモ回線契約の有無に関わらず、Amazon.co.jpでdポイントを利用できるようになった

 NTTドコモとアマゾンジャパンが2024年4月10日に協業を発表した。同日から、dポイントクラブ会員がドコモ回線契約の有無に関わらず、Amazon.co.jpでdポイントを利用できるようにした。両社は都内で記者会見を開催。NTTドコモの井伊基之社長や、アマゾンジャパンのJasper Cheung(ジャスパー・チャン)社長らが登壇し、協業の詳細や狙いを説明した。

●dポイントがAmazonで“初めて”たまる/使えるの詳細

 まず今回の発表では、「dポイントをAmazonでためたり、使ったりできる」という点が大々的にアピールされている。Amazon.co.jpの買い物で他社のポイントを使えるようになるは今回が初だという。だが、これまでAmazonで全くdポイントをためられなかった、ということではない。

 ドコモ広報によると、「従来は、ドコモ利用者が支払い方法として『d払い』を選択した場合のみ、dポイントをためたり使ったりすることができたが、今回の協業により、dアカウントとAmazonアカウントを連携し、クレジットカードなどの支払方法でもdポイントをためたり使ったりできるようになった」わけだ。

 「Amazonで買い物をする際に獲得予定のdポイント数や、利用可能なdポイント数の確認」(ドコモ広報)も可能になる他、連携後もAmazonが日本独自に提供している「Amazonポイント」が廃止されることなく、dポイントとAmazonポイントの両方をためたり使ったりできるという。

 これまでよりユーザーの利便性が向上した一方で、発表後にX(旧Twitter)で一般ユーザーの反応を見ると、一部の人が「今日からようやくAmazonでdポイントがたまるようになった」と正確性に欠ける投稿をしており、この文言だけが一人歩きしないかが心配になる。

 ちなみに、ニュースリリースには「Amazon.co.jpでのお買物において、他社のポイントを獲得し、かつ利用もできるのは今回が初となります」とあるが、この他社ポイントは「Amazon以外の会社が提供するポイントを指す」(ドコモ広報)としている。「Amazonでの買い物でQRコード決済によるポイント付与ではなく、他社(=Amazon以外の会社)のポイントを獲得し、かつ利用もできるのは、dポイントが初めて」(ドコモ広報)という意味だ。

 Amazonにおけるdポイント還元の条件についてはこうだ。Amazonで1回あたりの合計注文金額が5000円(税込み)以上の買い物をすると、決済額の1%分のdポイントがたまる。1回あたりの還元上限は100ポイントだ。d払いで支払いをすると、200円で1ポイントたまり、1ポイント1円として利用できる。

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