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スマホ背面に貼り付ける“音声通話録音ガジェット”を試す 手軽で便利だが注意点も

ITmedia Mobile / 2024年4月11日 12時0分

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通話録音ガジェット「400-SCNICR3BK」

 サンワサプライが4月2日に発売した「400-SCNICR3BK」は、スマートフォンの背面に取り付けることで、アプリの種類を問わず音声通話を手軽に録音できるボイスレコーダーだ。連続で最大10時間分の録音が可能だが、価格は1万800円(税込み)と、決して安い製品ではない。メーカーから実機を借用したので、音質や実際の使い勝手を試してみた。

●基本仕様と付属品

 まずは基本的なスペックを確認してみよう。本体サイズは約60(幅)×60(奥行き)×8.3(高さ)mmで、重さは約41gとなっている。手の中に収まるコンパクトなボディーで、スマホに装着しても重さは気にならない。

 表面には録音を開始するためのスライド式スイッチ、背面にはシャツのポケットにとめられるようなクリップが搭載されている。本体の下部にあるUSB Type-CポートでPCと接続すれば、充電とデータの取り出しが行える。

 付属品はUSB Type-C-Type Aケーブル、透明シール、マグネットリングだ。本体のマグネットはMagSafeに準じているので、iPhone 12以降のモデルならそのまま取り付けられる。それ以前のiPhoneやAndroidスマートフォンの場合は、付属のマグネットシールをスマホの背面に貼り付けることで同様に装着できるようになる。

●録音データの品質をチェック

 ここまで紹介したセットアップの工程で特に難しいところはない。結局のところ、重要なのはしっかりと通話が録音できるかという点に絞られるだろう。

 早速使ってみよう。実はボイスレコーダー背面にあるクリップ側は全体がカバーとなっており、クリップごとカバーを取り外してスマホに取り付ける。説明書には「なるべく密着させるように」と案内があるので、背面全体で音の振動を受け止めて録音する構造のようだ。

 表面にあるスライド式スイッチをスマホのアイコン(右側)に移動させるとLEDインジケーターが赤色に点灯して「通話録音モード」(WAV形式、192kbps)による録音が始まる。スイッチを再び中央に戻すことで録音が停止する。

 以下が通話録音モードによる録音のサンプルだ。背後に少しノイズが乗っているが、相手の声と自分の声がしっかりと聞き取れるように録音できている。

 続いて、スライド式スイッチをマイクのアイコン(左側)に移動させて「通常録音モード」(MP3形式、192kbps)にしてみる。こちらはスマホに装着せず一般的なICレコーダーのように使うモードで、背面のカバーを取り付けたままでもいい。

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