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モバイルSuicaでの「通学証明書」、当日中承認の締め切りをもっと遅くできない? JR東日本に聞いた

ITmedia Mobile / 2024年5月2日 13時40分

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モバイルSuicaでは中学生以上の通学定期券を買えます

 JR東日本(東日本旅客鉄道)の「モバイルSuica」は、駅の自動券売機や窓口に並ぶことなくチャージや定期券を購入できて便利です。しかし、カードタイプ(Suicaカード)ならできることができない不便さも持ち合わせています。

 モバイルSuicaでは、中学生以上の「通学定期券」を買えます。通学定期券を新規購入する際は「通学証明書類」の提出が必要ですが、モバイルSuicaならアプリ経由でカメラで撮るだけでOK……なのですが、この提出プロセスに課題があるという指摘があります。

 そこで前回に引き続き、JR東日本のコーポレート・コミュニケーション部門(広報担当)に質問してみました。

●おことわり

・記事中の「モバイルSuica」「モバイルPASMO」「モバイルICOCA」は、特記のない限りApple Pay(iPhone/Apple Watch)のSuica/PASMO/ICOCAも含みます

・記事中のやりとりは、文脈の変わらない範囲で体裁を整えています

●モバイルSuicaでの「通学証明書」の当日中承認は難しい?

 先述の通り、現在はモバイルSuicaで中学校以上(※1)の通学定期券を購入できます。

(※1)Appleのポリシーの都合で、Apple PayのSuicaでは12歳の中学生の通学定期券を利用できません(おサイフケータイ対応Android端末向けのモバイルSuicaなら利用可能です)

 モバイルSuicaで通学定期券を新規購入する場合、事前予約が必要です。その際に通学証明書類をカメラで撮影して送付するのですが、送ったらすぐ承認される(購入可能となる)わけではありません。当日中に承認を受けたい場合は、以下の時間までに書類の提出が必要です。

・最繁忙期(4月):原則として正午まで

・それ以外:原則として午後5時まで

 一部、入学式前のタイミング(入学説明会や物品購入会など)で通学証明書類を交付してくれるケースもありますが、多くの学校では入学式後に交付します。そのため「正午までの提出はとてもじゃないけど無理だよ!」との声もあります。

 もうちょっと遅い提出分まで、当日中に承認してもらえないものか――そんな要望をJR東日本にぶつけてみました。

―― 子どもの通学定期券をモバイルSuicaにしようと考えていたのですが、通学証明書をもらえたのが正午以降でした。当日中に定期券を買えない可能性があったので、結局みどりの窓口に長時間並んで、Suicaカードの定期券を買いました。人手の問題などもあると思いますが、通学証明書を当日中に審査できる提出期限を延ばすか、駅係員に証明書をチェックしてもらったらアプリでのチェックプロセスをスキップできる仕組みを導入できないものでしょうか。

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