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「Xiaomi 14 Ultra」のクアッドカメラはどこがスゴい? 細かすぎるこだわりで「最強のコンパクトデジカメ」に

ITmedia Mobile / 2024年7月9日 17時10分

 全体に派手すぎず、塗り絵っぽさも、無理なシャープネスも感じない。リアルでいい描写だ。無理にシャドーを持ち上げたり、空を青々とさせたりもしてない。この辺、写真好きには好まれる画作りで、それだけでも絶賛したい感じ。

画作りを選べるのもよし

 だがしかし、それだけじゃないのである。このカメラ、デフォルトで2種類の「画作り」(イメージプロファイル)が用意されている。「Leicaオーセンティック」と「Leicaバイブラント」だ。

 ライカのニュースリリースの説明によると、オーセンティックは

美しく自然な色の再現や、くっきりとした陰影、リアルなコントラスト、細部に至るまでの再現性に重点が置かれています。(中略)ライカズミクロンレンズで撮影したような写真に仕上げています

 そしてバイブラントは

シャオミのスマートフォン撮影のノウハウとライカの特徴的な画像美学が融合。鮮やかでありながらリアルな色彩の世界

 だそうである。

 オーセンティックは「正統的」という意味なので、オーセンティックはライカ伝統の画作り。対してバイブラントはスマホカメラらしく鮮やかな味付けなのだろう。

 実際に両者の違いはどうか。撮り比べてみると、一目瞭然だ。

 バイブラントの方が青空がより青く原色に近い写りだし、シャドー部も持ち上げられている。スマホのカメラっぽい写りだ。

 人物を撮っても、画作りには結構差が出る。

 上がオーセンティック、下がバイブラントだ。オーセンティックの方が「写真」っぽくて、バイブラントは「スマホ」っぽい。バイブラントの方が彩度が高めであるのみならず、シャドー部が持ち上がってHDRっぽくなっている。

 今回は屋外で撮ったのでより強めに差が出たけど、「じゃあ室内はどう?」ってことで次は料理を撮ってみる。

 上がオーセンティックで下がバイブラント。写真としてはオーセンティックの方がコントラストがはっきりしててカッコいいし、どっちも色はきれいに出ていて素晴らしい写りなのだけど、料理写真としてはバイブラントの方が影になっている部分も明るく持ち上がっていて、どんな料理か伝わりやすい。

 写真好きの人や普段から本職カメラを使っている人は「オーセンティック」を好みそうだが、ケースバイケースで撮り分けられるところが素晴らしい。

●メインカメラの絞り機構がスゴい

 クアッド構成のメインカメラの中心となるのが、23mmの広角カメラだ。これは他よりワンランク上、最新の1型センサーを搭載している。

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