1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. IT
  4. モバイル・アプリ

「Xiaomi 14 Ultra」のクアッドカメラはどこがスゴい? 細かすぎるこだわりで「最強のコンパクトデジカメ」に

ITmedia Mobile / 2024年7月9日 17時10分

 その上、このカメラだけ6枚羽根の「可変絞り機構」を搭載しているのだ。

 絞り値はF1.63から4.0まで。カメラ部だけ分厚いとはいえ、スマホのボディーに絞り機構を入れたのはすごい。

 プロモードの他、写真モードでもメニューを出して「絞り」をタップすると切り替えられる(デフォルトはオート)。

 それがあると何が変わるのか。

 取りあえず、F1.63(絞り開放)とF4(一番絞った状態)で撮り比べて見たのでどうぞ。

 撮影情報も一緒に書いてあるので分かりやすいのだけど、違うのはシャッタースピード(絞り値を上げるとその分シャッタースピードが遅くなる)とボケ具合。F1.63の方がボケが大きい。背景の手すりが分かりやすいかと思う。

 一方、F4.0の方が広い範囲にピントがあって前後がボケづらくなるので、記録写真やちょっと深めのピントが欲しい時にいい。

 もう1つ、Xiaomiが強調していたのは強い光源があるときの写り。絞り開放だと「ほわん」とするけど、絞ると光源からきれいな光条がでる。ここではF4まで絞ったけど、光条はF2.0から出始めるし、F2.8で十分。

 夜だとシャッタースピードが遅くなって手ブレしやすくなるが、そこは手ブレ補正にがんばってもらうべし。感度が上がってもノイズはうまく抑えられるので、点光源がいっぱいある都会の夜景を撮るときは、F2.8くらいにセットするのがおすすめだ。

 なお、普段は絞りオートで問題ない。デフォルトではF2.0になっている(F1.63より2.0の方がちょっとシャキッと写る)。

●2つの望遠カメラはマクロでもスゴい

 スマホが搭載している望遠カメラはカメラを入れるスペースの関係上、どうしてもセンサーが小さくなりがちで、画質的にもメインカメラに一歩劣りがちだった。

 でも、Xiaomi 14 Ultraの望遠カメラはちと違う。どっちも高画質で、暗所でも気にせず使えるのだ。

 しかも、どっちのレンズも寄れる。

 撮影最短距離が短く、75mmの方は10cmまで、120mmの方は30cmまで近づいて撮れるのだ。

 スーパーマクロをオンにすると自動的に75mmに切り替わって一番寄れる撮影が可能だ。

 2つの望遠カメラは高画質のみならず、マクロにも強かったのだ。

●凝ったポートレートモードがスゴい

 次にすごいのがポートレートモード。これがめちゃ凝っているのだ。

 ポートレートモードにすると、選べるレンズがいきなり23mm/35mm/50mm/75mmの4択になる。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください