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モトローラが日本市場で急成長している理由 1年で出荷台数2倍以上、「edge」「razr」の販路拡大がカギに

ITmedia Mobile / 2024年7月6日 11時45分

 また、7月3日に発表されたmotorola edge 50 proの前身にあたる「motorola edge 40」は取り扱いMVNOをIIJmioに限定。同時に、モトローラがプレミアムモデルに位置付けるフォルダブルスマホの「motorola razr 40 ultra」も発売し、IIJmioが独占的に販売した。仲田氏は、「パートナーシップがものすごく重要だと思っている」としながら、「IIJにとっても差異化になっているので、そういう意味でプッシュしていただける要因になっているのではないか」と語る。

 さらに、2023年12月には、フォルダブルスマホの廉価モデルにあたる「razr 40」「razr 40s」を発売。2機種とも、先に挙げたmoto g53j 5Gと同様、おサイフケータイに対応。後者のソフトバンク版については、フォルダブルスマホながら発売直後から実質1万円を下回る価格をつけ、大きな話題を集めた。2023年は「ラインアップの拡充」に加え、ソフトバンク/Y!mobileやIIJmioとの「パートナーシップ」という2本柱で大きく成長できたといえそうだ。

●“倍増計画”の一翼を担うedge 50 pro、ソフトバンク版は実質12円に

 約2.3倍という大幅な伸びを記録したモトローラだが、2024年度に関しても「以前より魅力的な商品を提供することで、同程度の伸びを期待している」(同)という。edge 50 proやedge 50s proの投入は、その目標達成に必要なピースの1つと見ていいだろう。edge 50 proはミッドハイのスマホで、必要十分な機能を備えながらハイエンドモデルより“買いやすい”価格を打ち出している。

 プロセッサには「Snapdragon 7 Gen 3」を採用。6.7型のやや縦長なエッジディスプレイは、リフレッシュレートが最大144Hzで滑らかな操作性を実現している。ヴィーガンレザーを採用した背面も独特だ。また、冒頭で述べたように、最大125Wの超急速充電ができ、1%から100%まで充電するのにわずか19分しかかからない。ハイエンドモデルのように突出したカメラ性能はないものの、必要としている機能を高いレベルでまとめ上げた端末といえる。

 にもかかわらず、edge 50 proの価格は同社オンラインストアで7万9800円(税込み、以下同)と10万円を大きく下回っている。2023年のedge 40に続いて独占提供するIIJmioでは、これより1万円安い6万9800円で販売。さらにMNPで回線契約すれば2万円の割引を受けることが可能だ。その価格は4万9800円まで下がる。

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