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カラー電子ペーパー搭載「BOOX Go Color 7」で読書体験が超快適に テキスト主体なら文句なし

ITmedia Mobile / 2024年7月12日 10時5分

 一見するとこれはデメリットに思えるが、実際には意外なメリットをもたらす。SNSに依存しがちな筆者にとって、この"少し見づらい"という特性は、SNSとの適切な距離感を保つために重要な要素となった。

 まず、SNSの利用が自然と適度に抑えられる。気分転換程度にSNSを開くことはあっても、長時間没頭することが少なくなる。そして、SNSの閲覧後、自然と本に戻ろうという気分になれるのだ。さらに、SNSへの過度の没頭を防ぐことで、全体的な集中力の維持にもつながっている。つまり、この“見づらさ”は、デジタルコンテンツとの健全な関係を築くための、ある種の「仕掛け」として機能しているのだ。

●スマホとファイル共有する、続きをBOOX Go Color 7で読む機能も

 スマートフォンとBOOXを連携して、ファイルをやりとりする方法は複数が用意されている。

 電子書籍リーダー側にBooxDropというアプリが用意されている。BooxDropアプリを使えば、BOOX端末をファイルサーバとして機能させ、スマートフォンから直接ファイルを転送できる。これにより、USBケーブルなしでも簡単にコンテンツを移動できる。また、BOOXのクラウドストレージを介したファイル転送も可能で、インターネット経由でのコンテンツ同期ができる。

 さらに、スマートフォンアプリも用意されている。スマホアプリでは、共有アプリから、後で見ているWebサイトやアプリの内容をBOOX端末に直接送る。手元にスマホしかないときでも取りあえず送信しておいて、電子ペーパー画面で後からゆっくり読むといった使い方も可能だ。

 スマートフォンの専用アプリはiOS版ならApp Storeから入手できる。ただし、Android版はGoogle Playに対応していないため、Webサイトから入手する一手間かかる点には注意が必要だ。

 筆者が特に有用と感じたのは、AI検索ツールのPerplexityとの組み合わせだ。Perplexityには学術論文に絞った検索機能があり、これを利用することでPDF形式の論文を効率的に探すことができる。さらに、検索した論文をそのまま電子書籍として読むことができる点が非常に便利だ。

 スマートフォンの小さな画面ではPDFを読むのはなかなか難しい。しかし、BOOX Go Color 7の7型という画面サイズは、学術論文のPDFを読むのに適している。文字は細かいものの、十分に判読可能だ。

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