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スマホが最も「つながる」キャリアは? MMDが半年間の体感を調査、きっかけはドコモ社長の宣言

ITmedia Mobile / 2024年7月30日 10時53分

スマホが最も「つながる」キャリアは? MMDが半年間の体感を調査、きっかけはドコモ社長の宣言

MMD研究所が通信品質に関する調査を実施した。実行速度などをもとにしたOpensignalの調査とは違い、設問からユーザーの体感を可視化した

 MMDLaboが運営するMMD研究所は初めて通信品質に関する調査を実施した。通信品質といえば、Opensignalの調査結果が大手キャリアの発表会やWebサイトなどで度々紹介されるようになってきた。MMD研究所としては「通信サービスの契約前に参照される調査」となるようにユーザーの声を可視化したようだ。

 調査は予備調査と本調査に分けた。予備調査ではスマートフォンを所有する18~69歳の男女1万人、本調査では大手4キャリアを契約している2000人を対象に、2024年7月13日~7月15日の期間で「スマートフォンの通信の繋がりに関する調査」を実施した。

 なお、今回は通信会社の通信経験に焦点を当てているため、ドコモ、au、ソフトバンクという主力ブランドだけでなく、オンライン専用プランとキャリアサブブランドを含んでいる。調査の対象となっている楽天モバイルは、MNOだけでなくMVNOのユーザーも含む。

●直近半年で通信がつながりにくい経験をした人は36.9%

 まず予備調査として18~69歳の男女1万人に聞いたのは、直近半年間に通信サービスがつながりやすいか否かだ。その結果、36.9%が「つながりにくさを経験した」と回答。残り63.1%は「つながりにくさを経験していない」と答えた。

 「つながりにくさを経験した」と回答した3691人に、直近半年間で具体的にどのようなアプリやサービスでつながりづらかったのかを聞いたところ、「モバイル決済の支払い画面の表示が遅い」が30.5%と最多となり、次いで「LINE通話などのコミュニケーションアプリのつながりが悪い」が24.9%、「メールのつながりが悪い」が20.0%となった。

 なお、モバイル決済の支払い画面は決済サービスによって細かくチューニングしており、一概に通信品質が原因とは言い切れない。

●外出時のつながりやすさで断トツのトップはソフトバンク、次いでKDDI

 続いて、予備調査から大手4キャリアを契約している2000人を抽出し、直近半年における外出時の通信つながりやすさについて、「つながりやすかった」「ややつながりやすかった」「ややつながりにくかった」「つながりにくかった」「その場所に行っていない」の5段階で質問をした。

 利用シーンでの「つながりやすかった」「ややつながりやすかった」を合わせると、つながる割合が多かったのは「電車やバスなど公共交通機関での移動」が45.2%で最も多く、次いで「繁華街」が45.0%、「主要都市のターミナル駅(東京、名古屋、大阪など)」が40.0%となった。キャリア別に見ると、「つながりやすかった」「ややつながりやすかった」を合わせたつながりやすかった割合が全項目でトップとなったのはソフトバンクだった。

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