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折りたたみスマホの「メリット」「デメリット」を実体験から解説 “折りたためるiPhone”の登場は?

ITmedia Mobile / 2024年10月11日 6時5分

 縦折りタイプも決して安いとはいえないが、ミッドレンジモデルのLibero Flip/nubia Flip 5Gが選べる。価格は販路によって異なるが、Libero FlipはY!mobileオンラインストアで他社から乗り換える際にシンプル2 M/Lを選べば9800円で購入できる。nubia Flip 5Gはそこまで安くはならないが、それでも10万円は超えない。

 耐久性については開閉による劣化、インナーディスプレイのフィルムの強度が気になるところだ。例えば、Galaxy Z Flip5は、サムスンの説明では20万回以上の開閉動作試験をクリアしているので、1日あたり100回開閉しても5年間は利用できることになる。

 インナーディスプレイのフィルムは使っているうちに傷が付いたり、フィルムに気泡が入ったりする。Galaxyの場合はドコモが販売したGalaxyの折りたたみスマホ(修理対象機種)、国内販売のSIMフリーモデル「Galaxy Z Flip5」「Galaxy Z Fold5」ならドコモショップ内のGalaxyリペアコーナーでもフィルムを交換できるが、そうではない端末は同コーナーでは交換できない。

 Google Pixel FoldシリーズはGoogle正規サービスプロバイダー/シャープスマートフォン修理パートナーである「iCracked Store」での即日修理(最短60分)が可能だが、フィルムのみを新しいものに貼り替えるには郵送での対応となってしまう。

 ヒンジについても筆者の経験上、強度の高いとうたっているスマホであっても、ヒンジとボディーの隙間から異物が混入することで、ディスプレイを開けなくなる可能性がある。

 いずれにしても、折りたたみスマホを購入し、長期利用を考えている人には、メーカーやキャリアの保証サービスへの加入をおすすめしたい。加入せずに故障してしまった場合、本体代金が高額な機種ほど修理代金も高額になるケースが多い。

●iPhoneに折りたたみタイプは現れるのか

 最後に、iOS搭載の折りたたみスマホは登場するのかどうかを考えてみたい。現状、日本国内で販売されている折りたたみスマホのOS(ベースとなる)はAndroidとなっており、折りたたみスマホのOSでiOSの選択肢はない。

 結論からいえば2024年10月の時点でハッキリとした情報は何もない。そもそも折りたたみ式のiPhoneとしてなのか、それとも「Apple Vision Pro」のように完全に別カテゴリーの新製品として登場するのかも不明だ。

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