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価格と性能のバランスがいい「Xiaomi 14T Pro」 10万円台前半でもいい感じの「ライカカメラ」を楽しめる

ITmedia Mobile / 2024年11月13日 17時5分

 ここは50mm/F0.95で撮ってみた。

 ポートレートモードは、もちろん人以外にも使える。背景をぼかした印象的な写真を撮りたいときにいい。

 横断禁止を35mmで撮ってみる(マスターレンズシステムの35mmを使用)。

 さらにうちの黒猫を50mmで(マスターレンズシステムの50mmを使用)。

 夜のスナップもいこう。とんこつらあめんのちょうちんを60mmで。

 かくして、色もいいしHDRもわざとらしくないし、実に安心して使えるカメラなのだった。

●価格と性能のバランスがちょうどいいスマホ

 最後に「ドキュメントモード」も。便利なのでぜひ使ってみてほしい。

 お店にこんな感じの手書き日替わりメニューがあったのだ。

 ここにドキュメントモードでカメラを向けると、こんな風に枠を見つけて、そこだけを補正して矩形で撮ってくれる。

 なお、動画までは今回手が回らなかったけど、ビデオモードでは8K(7680×4320ピクセル)/30fpsまで撮影できる。ただし、スーパー手ブレ補正をオンにすると、解像度がフルHD(1920×1080ピクセル)までになる。スーパー手ブレ補正をオンにして歩きながら録ると、ブレがほとんど無くて素晴らしい。実用的なのは、そっちかな。

 さらに映画モードにすると背景をぼかしたよりワイドな映像を撮れる。

 総じて、価格を考えるとすごく魅力的な端末。ライカっぽいアーティスティックなスナップから、実用のドキュメントまで撮れるのだ。

 最近、トリプルカメラを搭載したハイエンドスマホの場合、超広角と広角の2つを5000万画素クラスに強化してくる製品が目立つ中、Xiaomi 14T Proは広角と望遠を5000万画素に強化してきた。これはスナップ向きカメラとしては“アリ”な選択だ。

 先述した通り、カメラとしての性能はXiaomi 14 Ultraに分があるけど、価格を考えたらバランスはXiaomi 14T Proの方がいいかなと思う。まあなんというか、ハイエンド機としてちょうどいい感じなのだ。

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