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「Xiaomi 14T/14T Pro」開発の舞台裏 深化したライカとの協業、スマホの中身も強化して「ギアが2段上がった」

ITmedia Mobile / 2024年11月19日 12時9分

●グローバルの発表会は長い? 日本では凝縮して情報を届ける

―― Xiaomi 13T Proはソフトバンクが取り扱い、いきなり1年利用での実質価格を下げてきたことが話題になりました。やはりその影響は大きかったでしょうか。

大沼氏 昨年は年末に法制度がいきなり変わったりもしたので、なかなか分析しづらいですね。

―― 今年はいかがですか。

安達氏 最終的な価格はまだ分かりませんが、ソフトバンクさんも何かしらお得な手段を用意されていると思うので、ぜひ使っていただきたいですね。

大沼氏 本当は(価格も出せる)発売直前に発表した方がよかったのかもしれませんが、今回はグローバルでの温度感があるうちに早く日本でもお披露目したいという部分を優先しました。日本のお客さまには、ぜひお届けしたいと考えています。

―― 発表会という意味だと、“ライカ感”を出すのがすごくうまかったと思います。

大沼氏 何が搭載されているかではなく、それによって何が撮れるのか。そこにフォーカスしました。お客さまがそれを買うことでどうなるのかという部分をアピールする活動は、引き続き続けていきたいと思います。

安達氏 グローバルの発表会は長かった(笑)。日本では、そこを凝縮してお届けするということで構成を調整して、意図的に海外での作例紹介は絞り込みました。海外の街角を撮ったようなものだと、「そりゃキレイだろ」となってしまうからです。

―― 確かに。別にライカコラボじゃなくても、キレイな写真になってしまいそうです。

安達氏 説得感がないというか、腹落ちしづらいのではないでしょうか。保井さん(発表会にゲストで登壇したフォトグラファーの保井崇志氏)にもお願いして、顔が見える方がちゃんと撮ったことが見えるようにしました。そこで紹介したのも、「Xiaomi U30 Photo Contest」で受賞した大学生の方の写真です。写真の勉強をしているが、写真をなりわいにしていない方が撮った作品です(ユーザーにとってリアリティーがあるという意味合い)。

 まだ日時までは具体的になっていませんが、ライカと共同でワークショップもやっていく予定です(※取材後、12月7日に表参道で開催することが決定)。ライカさんのサポートもいただきつつ、日本でのコラボレーションをよりリアルにしていきます。撮ったらちゃんと発信できる場も用意し、地に足のついた活動を今後も継続していきます。

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