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耳をふさがないイヤフォン、NTT子会社「nwm」も5000円以下で挑戦 密閉型のデメリット解消を目指す

ITmedia Mobile / 2024年11月20日 21時50分

 連続再生時間(音楽再生時)はイヤフォン本体のみで最大8時間、充電ケースを併用すれば最大で32時間となっている。充電ケースはUSB Type-Cケーブルで充電し、イヤフォンは充電ケースにしまうだけで充電できる。イヤフォンを充電ケースに収納し、5分充電すれば約1時間、音楽を再生できる。

 重量は「片耳8gと旧モデル比で12%軽量化」(竹内氏)しており、装着感の向上を目指し、「耳の後ろにかけられるシリコンフックと、耳の厚みや形状に合わせて装着位置を固定できるテールチップを新たに開発した」という。テールチップはS/M/Lの3サイズがある。紛失した場合の単品販売については検討中とのことだ。

 nwm WIREDは「バッテリー切れや遅延の心配がなく、PCなどの3.5mmイヤフォンジャックに挿すだけで、すぐに音声を聞き取れる」(竹内氏)有線イヤフォンで、「全ての人が手に取りやすいよう、コストパフォーマンスを追求したエントリーモデル」でもある。

 耳元に音を閉じ込めて音漏れを最小限に抑えるPSZ技術のみの搭載とはなるが、「旧モデル(nwm MWE001)と比べて音漏れしづらくなり、両耳約7.2gと20%の軽量化を果たした」(竹内氏)という。

 イヤフォンのカラーは「老若男女を問わず持てるよう、ベーシックなパステルカラーを採用」し、ダークブラウン、ホワイトベージュ、ネイビーブルー、ミントグリーン、コーラルピンクの5色を用意した。「書類とじ器を一切使用しないパッケージはあえてガジェットらしくない見た目とし、ギフトで送りたくなるような製品に仕上げた」としている。

●「耳をふさぐイヤフォン」が生む弊害とは? NTTソノリティのnwm、2025年春には「ネックバンド型の防水イヤフォン」

 イヤフォンやヘッドフォンと聞いて、音楽を聴いたり、動画を視聴したり……といったシーンを想起する人は多いのではないだろうか? ところが、コロナ禍にオンライン会議が普及し、家事や仕事の合間に会議にオンライン会議に参加する、いわゆる“ながら需要”が広まり、イヤフォンやヘッドフォンの利用場面は多様化した。

 そんな中、ソニーが耳をふさがないイヤフォンとして、ドーナツのように穴のある「LinkBuds(リンクバッズ)」を2022年2月25日に発売。JVCケンウッドも同年6月にVictor(ビクター)ブランドからnearphonesシリーズ第1弾として、イヤーフックを耳にかけて使う「HA‐NP35T」を発売。オープンイヤー型はBoseやファーウェイも手を出したが、どちらもイヤーカフ型で勝負している。

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