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新「Rakuten Link」の使い勝手を検証する AIアシスタントは便利だが、無料通話を実感しづらい理由

ITmedia Mobile / 2024年12月6日 10時5分

 これらの機能のうち、最も使いやすいと感じるのは、楽天ポイントカードをすぐに表示できる点。ウォレット→「楽天ポイントカード」の欄の「楽天ポイントカードを表示する」をタップすれば、ポイント用のバーコードを表示できる。Rakuten Linkと楽天ポイントのアプリをそれぞれインストールせずに済み、店頭での買い物の際にRakuten Linkだけでポイントを付与してもらえる。

 ポイント用のバーコードを表示するまでの行程としてはアプリを起動し、ウォレットをタップして、「楽天ポイントカードを表示する」をタップするという3段階がある。もちろん、バーコードをすぐに呼び出せた方が便利ではあるが、アプリを別個に入れる必要がないのはいい。

 一方、何の機能がどこにあるのかが時々分からなくなる。やはり、これだけ多くの機能が1つのアプリに集約していると、いざ各機能を呼び出すときに戸惑う。慣れもあるだろうが、初心者にやさしいUIにしてほしい。

 広告も気になる。ホームタブを開くと広告が大きく表示され、本来、ホームタブで何ができるのかが想起しづらい。メッセージタブにもときおり大きな広告が表示され、メッセージをすぐに送受信しづらい。通話タブの通話履歴の上も細い幅で横長の広告が表示されるが、それでも広告があることに変わりない。これらの広告を時々間違えてタップしてしまうことがある。広告主からすれば広告をタップさせることこそが狙いとはいえ、ユーザー体験を損なっているのも事実だ。

 そして、最も困ったのは電話をかけづらくなった点だ。かつてRakuten Linkは起動後、電話に関する項目が最初に出てきていたが、アップデートに連れて前述した楽天グループの広告やニュースがホームに表示されるようになり、起動してすぐに電話をかけづらくなってしまった。これだと、せっかくの「通話無料」というメリットを実感しづらくなってしまう。

●Rakuten Link AIは日々の生活に役立つ? 楽天グループとの連携はこれから

 続いて、新機能のRakuten Link AIについても見ていこう。実際に数日間使ってみた結果、予想以上にこれ1つで知りたいことがよく理解できることが分かった。ちなみに、やりとりのベースはテキストで、質問に画像や動画を用いることはできない。例えば、画像を指定して、「何の画像か?」という質問に対する回答は得られない。

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