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JRグループが廃止する「往復乗車券」「連続乗車券」って何? そもそもなぜなくすの?

ITmedia Mobile / 2024年12月6日 15時5分

JR東日本 その通りです。往復乗車券の廃止に伴い、取り扱いを終了します。

―― 今回のリリースでは「学生割引(学割)」など購入時に割引証の提出が必要な割引乗車券や、「ジパング倶楽部」(※2)の取り扱いの変更も告知されています。どのような変更がなされるのでしょうか。

JR東日本 大前提として、現在使っているお客さまに著しく不利となる変更は避けなければなりません。そうならないように、JR各社において細かな調整を進めています。まだ発表できることはありませんが、調整がまとまり次第、ニュースリリースなどでお伝えします。

(※2)旧国鉄時代からある、JRグループ共通の会員サービス。現在は男女共に満65歳以上から加入可能で、年会費(3840円)を払えばJR線の乗車券類(片道/往復/連続で201km以上:一部対象外あり)が1年間に20回まで割引購入できる他、JRグループ各社が運営するホテルを優待価格で利用できる(その他、各社独自の特典を用意している場合もある)

 あくまでもJR東日本単体での実績だが、往復乗車券を購入する人が思った以上に少ないことに驚いた。「だったら片道乗車券に絞って、運賃体系をシンプルな方向に持って行こう」と考えても、無理はないように思える。

 ただ先述の通り、JRグループ各社のインターネットサービスはバラバラな状態で、しかもJRグループをまたいで利用できる割引乗車券類が昔と比べて減ってしまっているのも事実だ。いくら「インターネットサービスを使ってください」と言われても、中長距離移動を視野に入れるほどに、使いづらい面も目立ってくる。

 筆者個人としては、総合的なサービスの向上につながるなら、割引制度の縮小/廃止は進めても構わないと考えている。ただ、やみくもに割引制度を縮小/廃止していって、結果としてサービスの悪化につながるのなら本末転倒だ。“別法人”とはいえ、同じ「JR(Japan Railways)」の呼び名とロゴを共有しているのだから、その辺はもう少し考慮に入れてほしいと思う今日この頃だ。

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