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技適マークなしの「海外スマホ」を日本で合法的に使うには? メリットとデメリットも解説

ITmedia Mobile / 2024年12月25日 13時3分

技適マークなしの「海外スマホ」を日本で合法的に使うには? メリットとデメリットも解説

日本未発売の魅力的な機種も選ぶことができる。写真はHuaweiの「nova Flip」

 日本にはないオプションや機能面を備える魅力的な海外スマホ。ネット通販や越境ECによって以前よりも入手のハードルが下がったが、依然として上級者向けの製品だ。今回は海外スマホを買うメリットとデメリット、合法的に使う方法をまとめた。

●海外スマホのメリット 一番はシャッター音を消せること

 まずは海外でスマートフォンを買うメリットについてまとめてみよう。海外でスマートフォンを買うメリットの1つは、カメラでの写真撮影時にシャッター音が鳴らないことだ。

 日本でも人気のiPhoneも、海外向け(韓国を除く)では、シャッター音が鳴らないよう設定できる。日本では販売されていない物理的なデュアルSIM仕様を求めるユーザーから、香港向けモデルが長年支持されており、高価でも輸入して使用する人もいる。一部店舗では並行輸入品として取り扱いがあるなど、人気を博している。

 iPhone以外でも、日本では販売されていない仕様の限定カラーや、大容量のストレージ容量を選ぶこともできる。もちろん、日本では販売されていない機種を選択できることも魅力の1つだ。

 また、Galaxyなどの一部機種は海外版の方が日本よりも発売やソフトウェアアップデートの提供が早いこともあり、「早く最新機種を体験したい」という考えのユーザーにも好まれている。購入する地域によっては、免税などの理由によって日本よりも安価に購入することができる。海外旅行のついでにスマホを買うのも場合によってはアリなのだ。

●技適マークがなくても合法的に利用するには?

 海外で購入したスマートフォンを日本で使うには、電波法が定める技術基準を満たす必要がある。技術基準適合証明を受けた端末には「技適マーク」が付与され、技適マークのない端末を国内で使用すると電波法違反になる。海外で販売されているスマートフォンのほとんどが技適マークなしだが、一部の機種では技適マークを表示できる場合がある。

 例えば、台湾で販売されているシャープのAQUOSをはじめ、香港などで販売されているASUSのスマートフォンでも技適マークを表示できる。Xiaomi 14 Ultraのように「グローバル向けと同じ仕様で日本でも発売されている商品」は、一部技適マークが表示できる機種もある。ただ、これらに該当する機種はかなり少数だ。

 では、技適のないスマートフォンを日本で合法的に使うにはどうすればよいのだろうか。本来このようなスマートフォンを日本国内で利用するのは推奨できないのだが、違法にならない範囲で利用することはできる。

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