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「Xiaomi 14T Pro」と「AQUOS R9」のカメラや使い勝手を比較 重視するのは性能か、安心感か?

ITmedia Mobile / 2024年12月29日 16時59分

 プロセッサにはSnapdragon 7+ Gen 3を採用し、12GBのメモリと256GBのストレージを備える。Snapdragon 7+ Gen 3はミッドレンジの中では最も高性能なプロセッサであり、基本性能は2023年モデルのハイエンド機に匹敵する高い性能を有している。

 また、ハイエンド機では珍しくなったmicroSDスロットを備えており、容量の拡張が容易に行える。世界的にみてもこのクラスのスマートフォンでmicroSDが利用できる機種はかなり少数だ。

 画面は6.5型のフルHD+解像度、ピーク輝度2000ニトの構成。AQUOSらしく240Hzの滑らかスクロールにも対応し、吸い付くようなタッチ操作も魅力。IP68等級の防水性能に加え、MIL-STD810Hも取得するなど、より安心して使えるスマートフォンへ進化した。シャープ直販、COCORO STOREでの価格は9万9880円。

●カメラはハードウェアの差が出るものの、画質の雰囲気は似ている

 ここからはXiaomi 14T ProとAQUOS R9で撮影した写真を見比べていこう。両者ともオートで撮影しているが、Xiaomi 14T Proには多彩な撮影モードがあるため、今回は一般的なスマートフォンのチューニングに近い「Leica Vibrant」の設定で撮影している。

 同じライカコラボのスマートフォンでも、AQUOS R9の方がややビビッドなチューニングの印象。いくつか撮影してみたところ、意外にも撮影した際の雰囲気はXiaomi、シャープ共に近いものを感じられる。

 それでも、被写体をクッキリと写し出すXiaomiと“やわらかい表現”で演出するシャープという違いが感じ取れる。これには冠するレンズがXiaomiは「ズミルクス」に対し、AQUOSは「ヘクトール」という違いもあるだろう。

 花の写真では両者のハードウェアスペックの差が現れた。「自然なボケ感」では過去に紹介した1型センサーを採用するXiaomi 14 Ultraが優位だったが、Xiaomi 14T Proではセンサーサイズもひと回り小さくなったことで過度なボケ感はなくなった。それでも、Xiaomi 14T Proの方がメインカメラの性能は一枚上手であり、暗い場面や細かいディティール描写に対応できる。

 超広角カメラはAQUOS R9が5000万画素なのに対しXiaomi 14T Proは1200万画素。画角はAQUOS R9の13mmに対してXiaomi 14T Proが14mm。基本性能の差もあるため、より広くきれいに収めたい場合はAQUOS R9の方が優れている。

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