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「Xiaomi 14T Pro」と「AQUOS R9」のカメラや使い勝手を比較 重視するのは性能か、安心感か?

ITmedia Mobile / 2024年12月29日 16時59分

 端末サイズやデザインは好みの世界だが、サイズはAQUOS R9の方が一回り小さく、ディスプレイも6.5型と小さい。また、AQUOS R9は電源キー一体型の指紋認証、Xiaomi 14T Proはディスプレイ内指紋認証という違いもある。このあたりは体感的に大きく異なるので、店頭で実機を確認してほしい。

 AQUOS R9の利点は、安心して使える要素が多いことだ。おサイフケータイ(FeliCa)の対応はもちろん、日本での支持が強いmicroSDが使えるハードウェア的な利点を持つ。IP6X、IPX5/IPX8の防水・防塵(じん)だけでなく、MIL-STD 810-H(16項目)を取得しており落下や低温環境といった場面でも安心できる。

 ソフトウェアも「簡単モード」をはじめとした利用者のニーズに応える機能を多く備えている。3回のOSアップデート、4年間のセキュリティアップデート提供も公表している点も長く安心して使える要素だ。

 ソフトウェアアップデートの回数や提供年数について、Xiaomi 14T Proは記事執筆時点で公表されていない。AQUOS R9がこの点をしっかりアピールしているため、長く安心して利用できるかという視点ではAQUOSの方が優位に立つと考える。

 AQUOS R9は家電量販店やECサイトをはじめとしたオープンマーケットに加え、ドコモ、ソフトバンクでも取り扱いがある。ケースや画面保護フィルムなどもAQUOS認定品を中心に数多く展開されており、家電量販店でも購入できる。購入後のサポートを考えて通信キャリアで販売されるAQUOS R9を狙うのもアリと考える。

 一方でXiaomi 14 Ultraで課題とした普段使いの要素や販路は、Xiaomi 14T Proで改善してきた。おサイフケータイ(FeliCa)の対応はもちろん、IP68等級の防水も備えており、普段使いしやすくなった。販路もオープンマーケットに加え、通信キャリアではソフトバンクが取り扱う。加えて、オープンマーケット向けにはより大容量の512GBモデルも展開するなど、選択肢が広がった。

●性能の差か? 価格はXiaomi 14T Proがやや高い

 最後に価格を見ていこう。Xiaomi 14T Proはソフトバンク向け(12GB+256GB)が12万4560円。オープンマーケット向けモデルはメーカー直販でメモリ12GB+ストレージ256GBの価格が10万9800円だ。これに対しAQUOS R9(12GB+256GB)はキャリアモデルが11~12万円前後に設定されており、オープンマーケット向けモデル(12GB+256GB)はシャープ直販の9万9880円が安い。

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