1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. IT
  4. モバイル・アプリ

まるで“中国版iPhone”の「vivo X200 Pro mini」を試す iPhoneを超えたコスパに衝撃

ITmedia Mobile / 2025年1月2日 10時45分

 ソフトウェアの面でも、iPhoneを意識したと思われる機能が多く見られる。特に、ホーム画面やロック画面のカスタマイズ機能は、細部に至るまでiPhoneを強く意識しているように感じられる。また、通知やバックグラウンド処理をディスプレイ上部で可視化するiPhoneの「Dynamic Island(以下、ダイナミックアイランド)」に対し、vivo X200 Pro miniでは「Atomic Island(原子島)」という名で類似した機能を搭載する。

 これらの機能は、AndroidをベースとしたOrigin OS5に備わるもので、vivo X200 Pro miniに限らず既存の機種もアップデートで対応する。直近では、OPPOのColorOS 15やHONORのMagic OS 9にもダイナミックアイランドに似たような機能があり、近年、中国メーカーのスマートフォンで標準的な機能になりつつある。

●iPhoneやGalaxyによく似たデザインも、価格は非常にお手頃

 ハードウェアとソフトウェアの両面でiPhoneを意識したvivo X200 Pro mini。そのデザインだけでなく、iPhoneやGalaxyを思わせるカラーバリエーションにも注目したい。vivo X200 Pro miniの競合となるのは、中国メーカーの他機種ではなく、サイズ感やカラーリングの面からもiPhoneやGalaxyであることが明白だ。

 vivo X200 Pro miniのカラーバリエーションは、定番のブラックやホワイトに加え、パステル調のグリーンと、今回レビューしたピンクの全4色。特に、ハイエンドモデルでパステルカラーを採用するのはvivoでは珍しく、vivoにはあまりない路線といえる。

 これは、iPhoneやGalaxyを強く意識していることの表れであり、発表会の演出からもAppleに寄せている印象を受けた。どちらかといえば、vivoはX200 Pro miniを中国メーカーの他機種からシェアを奪うためではなく、iPhoneユーザーの乗り換え先としてアピールしている形だ。

 このように、vivo X200 Pro miniは、iPhoneやGalaxyと同等のサイズ感やデザイン性を持ちながら、「最新プロセッサ」「大容量バッテリー」「高性能カメラ」といった特徴で差別化を図っている。露骨ともいえるほどデザインや機能を寄せてきた一方で、その完成度の高さから、いい意味で「iPhoneを超えた中国版iPhone」と評価したい。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください