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OPPOが3年ぶりハイエンド「Find X8」を投入する真意 カメラはライカと競合せず、折りたたみはキャリアとの協業がマスト

ITmedia Mobile / 2025年1月16日 11時14分

―― 逆に、これまでのFind Xシリーズでそこまでしなかったのは、AIの方向性が完全に定まっていなかったことが大きかったのでしょうか。

河野氏 まず、グローバル対応しているかどうかが大きな理由としてあります。OPPOには、中国限定モデルとグローバルモデルの2つがあり、グローバルモデルとして発売されるかどうかが1つ目のハードルになります。今回、本社がFind X8シリーズをいち早くグローバル発表したのも、彼らが今後見据えるべきものがAIだと捉えているからです。

 また、今回の発表では周辺機器の拡充に力を入れていくというメッセージを出しました。マグネット式の充電器などを一緒にお見せするためにも、Find X8はメーカーとして重要です。

●iPhoneユーザーにOPPOならではの体験価値を提供していきたい

―― 周辺機器に関しては、OPPOに限らず使えるものというアナウンスがありました。これはiPhoneなどで使えるものをサードパーティーとして出していくということなのでしょうか。

中川氏 アクセサリーのご要望は非常に多くいただいていたので、OPPOに限らず、iPhoneでもお使いいただけるようなものは拡充していきたいと考えています。AndroidとiOSの垣根を超えたものを出していきたいですね。

河野氏 充電器もそうですし、モバイルバッテリーもそうです。海外だと、携帯電話ショップの中に自分だけのスマホケースを作れるようなコーナーがありますが、グローバルではそういうこともやっています。

―― なぜそこまで広げていくのでしょうか。単純にもうかるからというだけではなさそうですが。

河野氏 1つには、iPhoneからの乗り換え需要が高まっていることがあります。私どもの製品にもiOSからの移行アプリがありますが、iPhoneからAndroidに乗り換えたいというニーズがあり、その中で候補として知っていただくためにはOPPOを“どこかで見たことがあるメーカー”にする必要があります。モバイルバッテリーを使っていたので、だったらスマホも触ってみようといったきっかけになればいい。

 もともとOPPOのスマホを使っている方に、より使いやすくなるようなアクセサリーを提供する目的で開発していたものですが、そこから一歩踏み出し、iPhoneをお使いの方にもOPPOならではの体験価値を提供していきたい。その1つにソフトウェアがあり、もう1つとしてハードウェアに踏み込んだ形になります。

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