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OPPOが3年ぶりハイエンド「Find X8」を投入する真意 カメラはライカと競合せず、折りたたみはキャリアとの協業がマスト

ITmedia Mobile / 2025年1月16日 11時14分

―― 仕様的にはグローバル版とほぼ同じですよね。対応バンドもでしょうか。

河野氏 そこも触っていません。もちろん、技適は取っていますが(笑)。本当はドコモのバンド(5Gのn79)まで対応したかったのですが、全てのものにはお金がかかります。そういったことまで考えると、やはりバンド対応もキャリア採用が前提にないと正直厳しいですね。

●メーカーとしての方向性を見せるためにキャリアとは組まず

―― 前回のFind X3 Proはauから発売されましたが、今回はありませんでした。この点はどうお考えでしょうか。

河野氏 今回は、メーカーとしての方向性を出すアイテムとして、Find X8を発表しました。単に製品を出したいというだけではなく、方向性を見せたい、そのためのツールというのがFind X8の位置付けです。だとすると、今回はあえてキャリアと組まない方がいい。その方が、いち早く出すことができるからです。グローバル発表の1週間後に日本でお披露目するというのは、今までなかったことです。

 もちろん、2025年、その翌年や数年先までキャリアと一緒にやらないというわけではありません。ただ、OSバージョンアップをどうする、セキュリティアップデートをどうする、おサイフケータイをどうするといった話を詰めていくことまで必要になるので、キャリアモデルとして出そうとなると1週間での発表は不可能です。

―― ユーザーのハイエンドモデルを求める声が多かったともうかがいました。これも投入を決めた理由でしょうか。

河野氏 それはうそ偽りなく、本当にありがたいですね。おっしゃるように、出してほしいという声は非常に強かったです。中には日本に来られて、「『Find X7』がすごくよかったので次も欲しい、日本でもFindが買えるようになればいいのに」という方までいました。

―― ただ、今の市場環境を考えると台数が少ないハイエンドモデルを発売するのはなかなかハードルが高かったのではないでしょうか。

河野氏 そうですね。100万台ぐらいしか売れないので(笑)

―― いやいやいや。そこはうそ偽りがありますよね(笑)。

河野氏 まず当然ながら1台からは買えません。まとまった数がなければ導入はできませんし、そこは経営上の交渉になります。日本でどうしても売りたい、だから最低ロットを減らしてほしいということは伝えています。ただ、OPPOも日本は最重要拠点と位置付けているので、導入に関してはかなり柔軟に対応してもらえました。

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