「AQUOS R9 pro」のカメラ機能を「Xiaomi 14T Ultra」と比較 よかったのは望遠、悪かったのも望遠
ITmedia Mobile / 2025年1月26日 10時5分
手に取ってみると、まず驚かされるのがその目を引くデザイン。AQUOSおなじみの三宅一生氏によるMiyake Designですが、ひと目でカメラだ! と思わせる円形のカメラバンプが印象的です。各種文字も横向きに配置されており、横に持ってカメラとして使うことが想定されたデザインだというのを感じさせられます。
シャッターボタンは本体の端に配置されており、窪みも相まって構えたときに自然にシャッターボタンに手がかかるようになっています。iPhone 16シリーズのカメラコントロールのように「あくまでAI機能の一貫として」ではなく、カメラらしさを追求した触り心地でとても好印象です。
●カメラライクな撮影体験が魅力
シャッターボタンの搭載によって撮影体験そのものがアップグレードされています。
シャッターボタンでカメラを起動→そのまま撮影の流れは迅速。外付けのグリップなしですぐに撮影に移行できるのはスナップシューターとして最適で、シャッターチャンスを逃しません。
フィルターを利用できるようになった点もカメラライクに使えるようになったところです。別売りのマグネットアタッチメントを使えば62mmのカメラ向けフィルターが利用可能になります。
筆者は「Leitz Phone 1」がマグネットでレンズキャップをつけられたときからマグネットでフィルターが付けばいいのに、と思っていましたが、まさかのそれが実現! これでNDフィルターを使った長時間露光や、PLフィルターを使った反射低減といった本格的な撮影も可能になりました。
●1/1.56型の大きなセンサー搭載の望遠カメラを使いこなす
AQUOS R9 proはシングルカメラからトリプルカメラになったのが最大の特徴です。特に望遠カメラのイメージセンサーは1/1.56型と、ライバルであるXiaomi 14 Ultraの1/2.51型よりも大きなものを採用しており、画質に期待ができます。
実際に撮ってみるとまぁよく写る。センサーが小さいとノイジーとなり破綻しがちな望遠においてもしっかりと階調が残っています。ノイズをあえて残す設計と中の人が言っていましたが、極端に暗いところ以外はあまりノイズも感じません。
望遠カメラが追加されたことによって暗いシーンでも積極的に望遠が生かせるようになりました。夜景撮影だけでなく、暗い店内でのテーブルフォトも思い切った構図が取れます。センサーが大きい分ボケのコントロールが難しく、料理の一番手前はピンボケになってしまいましたが、かなり寄れるのもいいところです。
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