「マイクラのワールドデータを作成しています」 “コラ画像”のような、国交省の測量風景が話題に
ITmedia NEWS / 2024年4月19日 20時49分
マインクラフトで再現された「国営讃岐まんのう公園」
国土交通省四国地方整備局が4月16日にX(旧Twitter)で投稿したとある写真が話題になっている。投稿には測量作業を行う職員と作業を知らせる看板が写っており、そこには「マインクラフトのワールドデータを作成しています」という文言と、ヘルメットを被ったキャラクター、草ブロックの姿が見える。
これは、同整備局が手掛けているマインクラフトのワールドデータを制作するために測量している様子を写したもので、香川県「国営讃岐まんのう公園」の一部を再現したマインクラフトのワールドを3月19日から無料で公開している。投稿はエリア拡大のために地上型レーザースキャナーで点群データを取得する様子を伝えたものだった。Xではこの投稿に対し「コラ画像かと思ったら国交省だった」といった声が寄せられている。
公園のワールドデータは、LiDARスキャナーにより現地の3次元点群データを取得し、マインクラフトのブロックデータに変換する方法で作成している。国営公園をマインクラフトで再現するのは全国初の事例で、現在公開中のデータは落差9mの人口滝「昇竜の滝」や、長さ65mと50mの2本の滑り台「エックススライダー」などを再現。滑り台では実際に滑って遊ぶことができる。
Minecraft統合版(iOS端末、Android端末、Windows端末)での活用を想定しており「四国インフラDX推進」のWebサイトから無料でダウンロードできる。Nintendo Switchでも遊ぶことができるが、その場合は有料サービスである「Realms」を経由したダウンロードが必要になる。
同省は、建設現場の生産性向上を図るためにインフラ分野のデジタル化や人材の育成を推進している。今回の取り組みは、より身近になった測量技術の進展に関心を持ってもらうことや、インフラ分野の次世代を担う子どもたちに遊び感覚で3次元モデルに親しんでもらうことなどを目的に実施しているという。
今回紹介した取り組みの他にも、同省は実際の土地のマインクラフト化を各地で実施している。北陸地方整備局が大河津分水路を、九州地方整備局が立野ダムを再現するなど、建設DXの推進や点群データの有効活用に取り組んでいる。
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