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「動画より静止画を撮りたいんだー」という人に富士フイルム「X-T50」は超オススメかも 

ITmedia NEWS / 2024年6月16日 7時20分

 しかも、ズーミングしてもレンズ長が変わらないので非常に使い勝手がいい。

 個人的には、こちらのレンズと合わせて使いたいと思う。X-T50につけたときのバランスもいいしね。

 しかも望遠端でけっこう寄れるのだ。

 この辺でガスタンクをば。

 レンズは16-50mmで撮影。キットレンズのXC 15-45mmよりディテールの描写力は高い。そういう意味でもこっちがおすすめだ。

 携帯時のサイズやコスト優先ならXC-15-45mmのレンズキットが、画質や性能、使い勝手優先ならXF 16-50mmかな。

●見逃せないAFの進化

 X-T30/IIからX-T50になって進化した点として見逃せないのがAF周り。他のXやGFXで搭載された被写体検出AFがのっかってきたからだ。

 人物かそれ以外かで排他的なのがちょっと気になるけど、被写体検出をオンにすると動物・飛行機など6種類。AUTOモードの時は被写体自動検出がある。

 まずは動物からいこう。

 たまたま神社で知人のカメラマンと談議してたら犬の散歩人が現れたので撮らせてもらった。

 鳥や飛行機を撮るなら望遠レンズが必要だよねということで、「XF70-300mmF4-5.6 R LM OIS WR」の登場だ。これは比較的軽くてコンパクトなのでX-T50にも似合うし、レンズを付けて持ち歩いても負担じゃない。しかもけっこう寄れる。

 この望遠ズームをつけて公園を歩いていたら、地中の幼虫を求めて歩くムクドリを発見。鳥検出AFを駆使して撮影。

 動きがすばやいとたまに外すことはあるが概ね実用的だ。

 動きものを撮るとき、撮影モードを変えなくてもさっとシャッタースピードダイヤルを回して最適な速度にセットできるのもX-T50のいいところだ。

 続いて人物。望遠でのポートレートってのも望遠の圧縮効果を出せて面白いのだ。

 ボディの話に戻る。

 ISO感度は最高でISO12800。拡張ISO感度でISO51200まで上げられるが、画素数が多い分高感度に超強いってことはない。

 シャッタースピードはメカシャッターで1/4000秒、電子シャッターだと1/180000秒まで上げられる。この辺はX-T5と同じだ。

 連写速度は電子シャッターなら秒20コマとX-T5と同じだがメカシャッターだと秒8コマ。こちらはX-T5より遅い。

 また、EVFの見え具合や大きさもさすがに上位機には及ばないので、EVF性能を重視する人や本格的な連写撮影をする人は、X-T5かX-H2Sを選ぶべきかな。

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