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何かと物議を醸した「LUMIX S9」、触ってみるとイマドキの機能がうれしいフルサイズ機だった

ITmedia NEWS / 2024年6月26日 20時20分

 ただ暗いとAFは遅くなる。

 では使用感の話もまじえつつ、撮影だ。カメラの起動はちょっと遅め。電源を入れてから画面が出るまでワンクッション置く感じだ。

 最初に装着するのは、ユニークな26mmF8のパンケーキレンズ。発売記念キャンペーンとして、9月1日までに購入し、応募した人はもれなくもらえるので忘れないように。

 これをつけると超軽いスナップ撮影セットとなる。レンズキャップ代わりに普段から付けておいてもいい。

 絞りはF8固定でMFだが、だいたい3~4m以遠ならパンフォーカスになるので風景を撮るときはさほど気にしなくてよし。フォーカスがちゃんとあった時のクオリティは高い。

 近距離の時は、拡大表示やピーキング表示を使えば老眼の人はつらいかもだけどさほど苦労せず使えそう。

 操作系は非常にシンプル。ダイヤルが2つ(しかも1つはロータリーダイヤル)だし、また右手親指を置くところにボタン類が並ぶのであれこれ設定しながら撮影したい人にはちょっと窮屈だ。

 本格的に写真を撮るならSmallRigから出ているグリップを付けたい。

 背面モニターはバリアングル式だ。

 さすがに26mmMFレンズだけではちょっと、という人には標準ズームレンズキットにもなっている「LUMIX S 20~60mm F3.5-5.6」がいい。超広角から標準までのズームレンズだ。

 ちょいと撮ってみる。

 20mmまでの広角はいらない、という人でも、手にもって動きながら動画を撮るならあった方がいい。動画撮影時に強い手ブレ補正をかけたり「ブースト」するとぐっと画角が狭くなるから。

 ただ望遠側が60mmなのは足りないと思う人も多かろう。かといって、大きく重いレンズだとボディとのバランスがよくない。

●ハイブリッドズームとクロップズームってなに?

 そういう人には新機能「クロップズーム」と「ハイブリッドズーム」である。

 クロップズームは写真の中央部をクロップすることで疑似的に望遠にする機能で、例えばリコーのGRもクロップによって画素数は落ちるけどちょっと望遠になる機能を持ってる。

 でもレンズ交換式でボディにズームレバーも持たないS9でどうやって実現するのか。試してみた。

 クロップズームをオンにする。

 タッチパネルのズームレバーでズーミングするのだった。なるほど。望遠端まで行ったら、タッチパネルでズーミングしてやると、徐々に画像サイズを小さくしつつ(どこまで許容するかは選べる。Sサイズだと600万画素相当なので、まあそのくらいかな)、望遠になるのだ。

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