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キヤノンの新しい“2つのハイエンド”は何がすごいのか? 「EOS R1」「EOS R5 Mark II」を見てきた

ITmedia NEWS / 2024年7月28日 17時56分

キヤノンの新しい“2つのハイエンド”は何がすごいのか? 「EOS R1」「EOS R5 Mark II」を見てきた

向かって左がEOS R1、右がEOS R5 Mark II。待望の2機種だ。

 キヤノンから多くの人が待ち望んでいた新製品が2つ、正式に発表された。1つは、5月に開発発表だけされていたEOS Rシリーズ初の「1」モデル、「EOS R1」だ。

 ソニーが「α1」、ニコンが「Z9」とフラッグシップを投入した時期、キヤノンが用意したのは「EOS R3」と、あえてフラッグシップの型番を付けなかった。今回はとうとう「1」である。

 そしてもう1つ、同時に発表されたのが「EOS R」の主力モデルの1つでありながら後継機がなかなか出なかった「EOS R5」の新型「EOS R5 Mark II」だ。R5と同時に出たR6は早々に「Mark II」を出していたので、R5を狙っていた人はやきもきしていたに違いない。

 同時に発表したのには意味があった。同じ新技術を多く搭載しているのである。同時に開発されていたということだ。今回は、実機を触る機会があったので、ちょっと感想がてら解説を。

●EOS R1もR5 Mark IIも裏面照射積層センサーを採用

 EOS R1は何はともあれ「EOS-1」の系譜を継ぐフラッグシップモデル。かつて、EOS-1が高速AFと高速連写で高い評価を得て以来、EOSの「1」はこの2つが最優先だったといって過言じゃないだろう。

 そして新型の裏面照射積層センサーを開発。

 グローバルシャッターではないものの、電子シャッター時でも「EOS-1D X Mark III」(もちろんメカシャッター)と同等のローリングシャッター歪みを実現……つまり、一眼レフで撮るのとEOS R1の電子シャッターで撮るのはまったく変わらんよ、ということだ。

 電子シャッター時は最高で秒40コマで、最大20コマのプリ連続撮影が可能となっている。

 そのために「DIGIC X」の前段に「DIGIC Accelerator」を置き、より高速でハイレベルな処理が可能になったそうな。もちろんAFも強化、トラッキング性能が上がった。

 ちなみに、「EOS R5 Mark II」も裏面照射積層センサーを搭載。

 こちらは画素数が多いこともあって、EOS R1ほど高速ではないが、それでも歪みはEOS R5の約40%に抑え、デフォルトで「電子シャッター」を使う設定になってるそうな。

 EOS R5 Mark IIの連写は秒20コマ。そこにちょっとR1との差が出ている。これで、EOS R1、R3、R5 Mark IIと3モデルが「積層センサー」になった。

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