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「自然災害不安」にポータブルバッテリーを 新製品を大量投入したECOFLOWを“防災目線”で見る

ITmedia NEWS / 2024年9月7日 10時0分

「自然災害不安」にポータブルバッテリーを 新製品を大量投入したECOFLOWを“防災目線”で見る

 国内ポータブルバッテリー市場で大手となった中国ECOFLOWが、9月以降に販売予定の製品発表会を行った。一部製品はすでに先行販売が始まったものもあるが、国内未発表の製品も数多く展示した。

 南海トラフ地震臨時情報の発令、台風10号による甚大な被害と、日本全体に自然災害不安が高まっている。かく言う筆者も、住まいの宮崎県から東京・代官山での発表会に臨んだはいいが、翌日帰る予定が台風10号停滞のためになんと3泊もする羽目になっており、この原稿もそんな中で書いている。

 宮崎の家は大型マンションなので倒壊の心配はないが、停電はあったそうだ。家族は不安だろうが、家にはポータブルバッテリーはECOFLOWの「River 2」と「River 2 Pro」があり、フル充電してきた。さらに今回の発表を受けて先行でお借りしている「River 3」まであるので、少なくとも電力面での不安はないのは不幸中の幸いである。

 今回は特に防災目線で、ECOFLOWの新製品をチェックしてみたい。

●オールマイティーモデル「Delta 3 Plus」

 発表会で最初に紹介されたのが、中型モデルの「Delta 3 Plus」だ。すでに先行して「Delta 3 Pro」が発売されており、Delta 3シリーズはPlusとProはあるものの、「無印の3」がないという状態になった。ラインアップの基本モデルとなる「無印の3」がないということは考えられないので、おそらく遅れて「Delta 3」も登場するものと思われる。

 シリーズの前身となる「Delta 2」は、同社でもっとも売れたモデルだ。販売ユニット数は全体の25~30%にも上るという。実際筆者の知り合いの映像関係者も、撮影基地局用バッテリーとして「Delta 2」を運用している人は何人かいる。容量やサイズ感もちょうどいいのだろう。

 Delta 3 Proは、Delta 2とほぼ同サイズで、容量も同じ1kWh、出力も1500Wと同じだが、高速充電と拡張性が加わった。AC電源からの充電では業界最速となる56分でフル充電できる。

 充電が早いメリットは、ヤバい停電するかも、と思った時から充電を始めても間に合うところである。まだ家に帰り着いていない時でも、スマホアプリで充電開始をリモート操作できる。

 加えてアプリでは、新たに「Storm Guard」機能を搭載した。アプリが気象情報をウォッチし、12時間以内に悪天候となる場合にはユーザーに通知を出して充電を促す機能である。

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