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「自然災害不安」にポータブルバッテリーを 新製品を大量投入したECOFLOWを“防災目線”で見る

ITmedia NEWS / 2024年9月7日 10時0分

 もちろん出力も上がっており、5000mAhは30W、1万mAhは65Wの出力が可能だ。15Wでワイヤレス充電できる「Qi2」にも対応する。またQiとUSBで同時に2系統の出力ができるので、2つのデバイスを同時に充電できる。片方しか出力できない製品が意外に多いのである。

 ECOFLOWは自治体への納入実績も多いが、災害時にポータブルバッテリーを運用しても、多くの人はスマホを充電しにくるので、バッテリーの周囲から人が離れられないという課題があった。それをスマホ向けにはモバイルバッテリーを提供することで、電力のために人の行動を有線で縛っているという問題を解決したいという。

 またスマートフォンの充電が重要課題だとして、USB-TypeC出力のソーラーパネルも複数投入予定だ。現時点では45Wと60Wの折り畳み式ソーラーパネルを投入予定で、USB-TypeC出力を備えることでスマートフォンを直接充電したり、前出のRAPID Magnetic Power Bankを充電できる。

●「麦わら帽子型」ソーラーパネル?

 またユニークな製品として、麦わら帽子型の「Solar Panel Hat」も11月頃に投入予定だ。12W出力とちょっと小さいが、作業中にも無駄なく発電できることで、スマホやモバイルバッテリーはもちろん、ネック式ファンやクーラーなどと組み合わせると、長時間の利用が可能になるだろう。帽子サイズとしてもMとLの2種類で展開するという。被っていなくても、日の当たる窓際にちょっとかけておくだけで発電するのは魅力である。

 バッテリーは、要するに電気をためて吐き出すだけの装置だが、それをどう使うか、どう使えるかはコンセプトの問題である。ECOFLOWの強みは、専用スマホアプリで遠隔コントロールを実現しており、それがどの製品でも使えるという点にある。ハードウェア的には同様のスペックの製品が数多く存在するが、ソフトウェアでどのようなコンセプトにも合致させるという方向性は、多くの人が納得できるだろう。

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