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どうする? 大学生用パソコンの選び方 「4年通しよりも2年で買い替え」がオススメな理由

ITmedia NEWS / 2024年11月28日 13時26分

 こうしたことを踏まえてみると、現在展開されている大学生向けPC選びの指南サイトでよく見かける条件は、ちょっと違うんじゃないかなと思う部分がある。筆者なりに判定してみたので、参考にしていただきたい。

・OSはやっぱりWindows → 大学の要件を確認

 メーカーや量販店の扱いはやはり圧倒的にWindows PCが多いので、こうしたお勧めが各所で見られるところだが、大学で使用するPCの要件はあらかじめ公開されている。学校側の都合でWindowsに限定しているところもあるだろうが、WindowsでもMacでもどちらでもよいとするところもある。まずは入学が決定した大学の要件を調べてみるべきだ。

・MS Officeバンドルで安心 → そもそも学生は無料

 大学の授業ではWord・Excel・PowerPointあたりは普通に使うことになるだろうが、特にOfficeバンドル版を選ぶ必要はない。

 Microsoftでは、教育機関向けに格安で契約できる「Microsoft 365 Education」を用意しており、大学側であらかじめ契約している場合は、学生には無償か廉価で提供されるからだ。大学側で提供していなくても、大学発行のメールアドレスがあれば、Webアプリのみではあるが「Office 365」は無償で利用できる。

・メモリーは文系なら8GB、理系なら16GB → 文系だから少なくていい理由はない

 搭載メモリーに関しては、Windowsは比較的少ないメモリーでもそこそこ動くこともあり、文系では8GBでも十分とされている。

 とはいえ、教養課程において文系はメモリーが少なくて良いという理由は特に見つからない。例えばフィールドワークで写真や動画の記録を大量に扱うということになれば、むしろ文系の芸術系や伝統文化系のほうが大量に扱うことになるのではないか。

 11月に発売された一連のMacでは、メモリー搭載量が最低16GBに改められた。今後のApple Intelligenceへの対応を睨んでの事だろう。一方Microsoftも、Copilotによって知らないうちにAIを使っているといった状況になるかもしれない。大学でAIをどう扱うかに関しても、あらかじめガイドライン等で確認しておくべきだ。

 ただ少なくとも理系の情報工学系ではAIを使わないという選択肢はないだろうし、文系でもレポートには使用しないとしても、インタビューやヒアリングで録音した内容をAIで文字起こしするといった使い方は容認されるだろう。

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