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DLsiteの“スケベメルマガ”、実は若手女性社員率いるチームが書いていた “怪文書”作成のプロフェッショナルな作業風景

ITmedia NEWS / 2024年11月30日 12時0分

DLsiteの“スケベメルマガ”、実は若手女性社員率いるチームが書いていた “怪文書”作成のプロフェッショナルな作業風景

 電子書籍や音声作品のダウンロード販売サイト「DLsite」のメールマガジンを読んだことはあるだろうか。中にはまじめなものもあるが、一方ですさまじく強烈な内容のものもある。特にアダルト系は顕著で、どれくらい強烈かというと、これくらいだ。商業メディアのリード文に載せるにはいささかはばかられる“ドスケベさ”なので、ぜひリンク先から読んでほしい。

 「ばか過ぎて感動する」と時折Xなどでも話題になるDLsiteのメルマガだが、実は制作しているのは、若手女性社員率いるチーム。運営元・エイシスのマーケティング部門に所属する女性リーダー1人、男性メンバー2人からなるチームが手掛けているという。

 「一見ふざけているかもしれませんが、実はこだわりを持って取り組んでいます」──チームを率いる内藤さん(マーケティング部 マーケティングチーム CRMユニット サブリーダー)は、自身が書いた件名についてこう話す。パッと見は“ドスケベ”なだけのメルマガかもしれない。しかしその仕事ぶりからはチームの真剣なまなざしと活躍がうかがえた。

※本人たちの希望により、メルマガ制作チームの名前はフルネームではなく名字のみで記載しています。

●男女がジャンル問わず執筆 プロフェッショナルな仕事ぶり

 DLsiteのメルマガは、同人作品などのセールやキャンペーン、新作の告知を目的に配信しているもの。頻度は海外向けを含め週に20回、配信通数は月間で数千万件規模という。

 同社のマーケティング部門は30人ほどが所属しており、内藤さんたちもその一員。3人は、同人作品、成年コミック、ゲームソフトなどを担当している各事業部から依頼を受けてメルマガを作成しているという。

 どんな商品のメルマガを書くかは都度割り振る仕組みだ。女性が女性向け、男性が男性向け作品のメルマガを書くのはもちろん、男性が女性向け作品のメルマガを書く場合や、その逆もあるという。内容は会議での合意などではなくそれぞれが自身の判断で決めている。

 内藤さんは各メンバーの仕事について「互いの仕事ぶりを見ていても、素知らぬ顔でDLsiteらしい件名を作る姿はプロフェッショナルな印象を受けます」と評する。

●メルマガ“ドスケベ化”の背景 きっかけは2019年

 しかし、DLsiteのメルマガは最初から突き抜けた文面だったわけではない。DLsiteのメルマガが、現在のような形になったのは2019年ごろ。同社マーケティング部門の始動と同じタイミングだった。同部門が従来のマーケティング戦略を大きく変える中で、メルマガ施策にもメスが入った。

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