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ソニーの謎ソリューション「Contents Production Accelerator」、よく分からなかったので詳しい話を聞いてきた

ITmedia NEWS / 2024年12月18日 13時36分

 編集が前提であれば、実際にはこれで十分だ。これまではカメラが局に帰ってこなければ着手できなかった編集が、現場から30秒遅れで着手できる。送るのはプロキシだが、昨今はフルHD解像度のH.264で16Mbpsぐらいある。そもそも地上波放送が1440×1080解像度でMPEG-2の16Mbpsしかないわけだから、それだけあればオンエアに耐える画質だ。

 こうした転送方式は「チャンク転送」と呼ばれ、ソニーのカメラではPXW-Z280、今年9月に出たPXW-Z200、シネマラインのFX6が対応している。現在ソニーには、5G対応ポータブルデータトランスミッタ「PDT-FP1」という製品がある。スマホ技術を使ったカメラ映像伝送器だが、これと上記のカメラを組み合わせることで、キャリア回線経由のチャンク転送が可能になる。「Contents Production Accelerator」は、このチャンク転送による「ニアライブ」をフル活用するシステムとなる。

 撮影している最中にどんどん映像が転送され、編集にかけられるというソリューションは、もう30年ぐらいあれやこれやと各社が模索し続けているわけだが、コスト面やリソース面で常用できなかった。「Contents Production Accelerator」によって、これがようやく実用レベルで普及しそうだ。

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