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2024年ベストスマホ? 撮ってて楽しかった“ほぼカメラ”な「Xiaomi 14 Ultra」を振り返る

ITmedia NEWS / 2024年12月24日 13時20分

 14 Ultraには、Leicaの名前を冠したカラープロファイルとして「Leica Authentic Look」と「Leica Vibrant Look」の2つが選べるが、オススメはAuthentic Lookだ。落ち着いたトーンなのだが、色が素っ気ないというわけではなく、落ち着きながらも階調・色再現性に富んだ画が出てくる。

 また、Authentic Lookには、フィルターのように色味を変えられる「Leica Image Look」が用意されている。モノクロからカラーフィルム調のものまで多くのプリセットがあり、モノクロだけでもシンプルなものから青みがかったものまで複数から選ぶことができる。被写体にハマればかなり印象的な写真が撮れ、「後からアプリでレタッチ」なんてことも考えなくて良い。

 ただ、14 Ultraの写りには少しクセがある。夕方や夜、日陰、室内などの場合は露出を「マイナス0.7~マイナス1」にしたほうが見た印象に近かった。デフォルトだとハイライトが飽和し、HDRっぽいアンダーの浮きが気になる。マイナス1にすると全体の露出は若干下がるが、黒浮きが大人しくなり、写真が締まって見える。

●なにはともあれグリップが良い

 個人的にかなり気に入ったのが純正グリップ。シャッターボタンとズームレバー、露出などを調整できるダイヤルと、カメラに必要なものが一通り揃っており、タッチパネルに触らずとも操作できる。スリープ状態でも、シャッターボタンを長押しすればカメラアプリが即起動。シャッターチャンスにも強い。

 ラバーが巻かれたグリップは手に馴染み、適度な厚みもあって持ちやすい。1世代前だがまだまだ現役「Snapdragon 8 Gen 3」のサクサク動作と相まって、シンプルに撮影が楽しい。筆者は普段横構図が多いが、不思議と14 Ultraは縦構図がスパスパ決まり、おかげで1ページ目のように縦ばかりの作例になってしまった。

 本体とグリップはUSB Type-Cで接続し、ラッチをスライドすれば固定される。グリップにもUSB Type-Cポートがあるので、本体側のポートが塞がれていても両方に給電できる。グリップつけっぱなしでも運用しやすいのはありがたい。

 グリップがセットになっている「Photography Kit」には、装着時に使う専用スマホケースも付属している。これも手が込んでいて、67mm径のねじ込み式フィルターを取り付けられるようになっている。NDでもC-PLでもなんでもござれ。レンズキャップも取り付けられる。

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