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ソニー「α1 II」はさすがのフラッグシップ機だった 全部入り&快適操作の“プロ仕様”を堪能

ITmedia NEWS / 2024年12月29日 12時20分

 大口径なので夜も使ってみたい。絞り開放でクリスマスツリーのイルミネーションを背景にぼかして入れた夜のカット。

 さらに夜景。こちらは光条をキレイに出すべくF11まで絞って。

 このレンズはけっこう寄れるので、絞り開放でぐぐっと寄ってみた。

 最後はいつものガスタンクで。

●バッテリーの貧弱さは運用でカバーか

 メディアはCFexpress Type AとSDカード(もちろん、UHS-II対応)のどちらでも使える。

 反対側には5つの扉があり、シンクロ端子、LAN端子、USBやHDMIなど必要な個所だけ開けて使える。

 フラッグシップ機だけあり、様々な現場に応じたワークフローに対応した構成だ。

 一方で少々心許なく見えるのはバッテリー(CIPA規格でファインダー利用時は約420枚)。αシリーズはα7C IIからα1 IIまで同じ「NP-FZ100」を採用していることもあり、非常に便利である反面、より消費電力が大きいフラッグシップ機は不利なのだ。

 そこはボディのコンパクトさとの兼ね合いもあり、USB PDで給電しながら、あるいはバッテリーを2個装着できる縦位置グリップを使うなど運用でカバーすることになるだろう。むしろ、スナップ向けの小型機(α7C IIとか)、スタンダード機(α7 IVとか)からフラッグシップ機までバッテリーが統一されているのがさすがで、複数のαがある場でも運用しやすい。

 価格は99万円(ソニーストア価格)とほぼ100万円コースなのだけど、全体の質感といいシャッターの感触といい性能といい、高画素で高速で賢い最先端のカメラというさすがフラッグシップという製品だったといっていい。

 撮影していて実に快適で魅力的だったのだ。ちなみに、α1 II発売に伴い、先代のα1は88万円(ソニーストア価格)に値下げされております。

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