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自分のクルマが「ロボタクシー」になって稼ぐ? テスラ「Cybercab」に見る、自動運転の未来と現実

ITmedia NEWS / 2024年12月30日 10時0分

 自動運転等の技術基準も検討されており、欧州、日本を含むアジア諸国も参加していますが、米国だけは別の基準の下で認証されています。従って、監視なしFSDが米国でOKになったからといって、日本を含む各国で実現するとは限らない、というのが現状のようです。

 特に日本においては、統計的な根拠を示し自動運転の方が人間より安全であるとした場合でも、「安全」以上に「安心」を求める国民性が、それを簡単には許さない可能性もあります。

 ちなみに、先頃、自動運転スタートアップのティアフォーが、長野県塩尻市の一般道におけるレベル4自動運転の認可を得ました。あくまでもコミュニティーバスによる運用ですが、日本にとっては大きな1歩なのでしょう。

●免許の返納日までにロボタクシーの実現を

 フリート車両によるタクシー事業への道のりは遠いのかもしれませんが、個人ユースの範囲内でのロボタクシーが実現するだけでも、われわれの生活は大きく変わる可能性があります。

 例えば、朝、最寄りの鉄道駅まで愛車で出かけ、そのまま電車にのって出勤するものの、愛車は、自動運転で自宅のガレージに帰ります。そして、仕事が終わり、最寄り駅に到着する時間を目指して、愛車が迎えに来てくれる。そんな生活が可能になるのかもしれません。

 今回のイベント動画には、ドジャー・スタジアムやロサンゼルス空港の巨大な駐車場が緑豊かなスペースに変わるCG画像が示されていました。ロボタクシーが実現することで、駐車場というスペースが不要になり、都市部の緑化を推進することができるという主張です。

 先日、クルマ好きの友人との会話で「自動運転のクルマなんて面白くないだろ」という話になりました。確かに、筆者は「クルマ好き」というより「運転好き」な一面があるので、Cybercabのようなハンドルのないクルマには興味がわかないのかもしれません。

 ただ、選択肢が増えるというのは素晴らしいことで、今は興味が無くとも、いざ免許の返納というXデーを迎えたその日には、移動の自由を確保するために、3万ドル(約450万円)を捻出してCybercabを購入するかもしれません。Cybercabの日本導入が早いか、筆者のXデーが早いか、We, Robotのイベント動画を見ながらそんなことを考えました。

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