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mixi2は、Xと違う「知らないおじさんが乱入しないSNS」に 笠原氏に聞く、収益化の道

ITmedia NEWS / 2025年1月15日 12時27分

 「mixi2」というストレートな名称は、自然な発想だったという。

 「かなり初期からmixi2で行こうと決まっていた、と自分は思っていて。社名は今もMIXIだし、mixiの名で再び、主流となるSNSをやりたいっていう思いもありました。過去のブランド資産を生かせるとか、伝わりやすいという感覚もあったと思います」

 名称的にも、かつてmixiを楽しんだ中年以上の世代がターゲットなのだろうか? 「いえ、mixiを使っていない若い人にも使ってもらいたい。両方取っていきたいと思っています」(笠原氏)。

●開始時がピーク? 熱狂は落ち着いても「自然な成長がいい」

 一般公開は12月16日。プレスリリースを打たない“サイレント公開”だったが、社員から招待状を受け取ったWeb系のインフルエンサーが拡散し、お祭り騒ぎになった。

 Xのトレンドにもmixi2が入り、各アプリストアでダウンロードランキング1位を獲得。初速は想定を大きく上回り、5日で120万登録を突破した。

 その後は利用が落ち着き、大みそか近くには「mixi2のタイムラインが“過疎”ってきた」という声も聞かれるようになった。

 「初期の盛り上がりがちょっと異常値的だった」と笠原氏。だが「12月31日の紅白歌合戦や、1月1日のあけおめ投稿で投稿ボリュームがすごく増えた」という。「そこは(リアルタイムに共有できる)時系列タイムラインの良さかな、って」。

 1月2日以降は元日よりやや下がりつつも「アクティブユーザー数、アクティブ率、投稿ユーザー数も上がってきている」状態だ。「使う人にはしっかり使ってもらっており、新しく入ってきた人もなじみながら、だんだん数字が積み上がってきている状況かなと思ってます」。

 今後も口コミベースの自然な成長を目指す。「愚直に機能を改善していきながら、使ってる方々が満足し、招待が広がったり、評判を聞いた人がやってみたいと入ってくる、自然な成長が一番いい。mixi2のコンセプトは”善なるもの”であり、多くの人に受け入れられる可能性はあると思っています」。

●収益化の道筋は

 収益化はどう考えているのだろうか。Twitterはユーザーに愛されながらも赤字が続き、イーロン・マスク氏による買収とサービスの混乱を招いた。

 mixi2のビジネスについて笠原氏は、「サービスを立ち上げてるフェーズなので先のことは読めないし、検討段階ですが……」と濁しつつ、「収益は非常に大事。使い勝手の良いサービスを提供するためにも、しっかり作っていかなくちゃいけない」と覚悟を示す。

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