1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. IT
  4. IT総合

「シンプルなカードケース」は“キャッシュレス時代のお財布”になれるか?

ITmedia NEWS / 2025年1月30日 8時40分

 「日本では、まだまだ現金を使うことが多いですが、例えばマレーシアでは、少額決済のPayPayのようなアプリ『Touchn Go』がほぼどこの店舗でも使えます。屋台などでも、店頭にある紙のQRコードを『Touchn Go』で読み取るだけで、支払いが済みますから、マレーシアでは現金を使うシーンはほとんどありません。新しい実験として、実は最近、近所に出かける際は、もしものための高額紙幣一枚だけ入れ、このカードケースだけで出掛けるようになりました。私の場合、普段持ち歩くカードも少ないので、ふたの部分には、エアタグと高額紙幣1枚を入れています。エアタグが滑り落ちるのを防止するために、小さく切った両面テープを貼り付けて、滑り止めにしています。私みたいな使い方ではなくても、いざというときの1万円札や、エアタグは、役に立つことがあると思い、ポケットをつけました」という南さんも、日本では財布を持ち歩いている。

 「残念ながら日本では、ランチでカードが使えなかったり、地方のタクシーの支払いは現金のみだったり、まだまだ現金がないと困るシーンがありますので、薄い財布や小さい財布を使っています。お店側がカード会社に支払う、カード手数料が海外に比べて高いのが、問題だと考えています」と南さん。

 実際、財布はお金だけではなく、外出時に意外に受け取る機会の多いレシートなどの小さな紙片の収納場所として、ギターピックなどの意味もなく携帯したい小さなもののためなど、案外、まだないと困る存在。また、この「シンプルなカードケース」は、その機能上、カード以外のものは、フラップ裏のポケット以外には入れにくい(入れると、カード選びの機能が低下してしまう)。

 私は、カードケースには普段使いのクレジットカードは入れず、それらは財布に入れて持ち歩いているが、支払いに使う以外の、例えば病院の診察券と保険証、マイナンバーカードなどをまとめて、このカードケースに入れておくと、ものすごく便利だということに気がついた。病院内では、とにかく、診察券を出し入れする機会が多く、また、保険証やマイナンバーカードもスムーズに出せると、ストレスがとても少なくなる。

 そして、支払い関係は財布に集約させておく。全てをひとまとめにするより、シチュエーションと道具がはっきりつながっている方が、生活するにはとても楽なのだ。

 その意味でも、カードケースを、財布に入れるカードとは分けて持ち歩ける、カードの出し入れに特化したケースという割り切りは、とても素晴らしいと思う。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください