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とんがり頭の「OM-3」登場 フィルム時代を彷彿とさせるボディにフラグシップと同じセンサー搭載

ITmedia NEWS / 2025年2月7日 8時20分

 そして横幅も今までのOMシリーズより広くなった。

 その理由はバッテリーらしい。

 グリップの膨らみをなくしてボディの薄さを保ちつつ上位機のOM-1と同じ大容量のバッテリーを入れるために幅が広くなったのだ。

 横幅が広くなったところにバリアングル式の背面モニタを搭載したため、背後から観るとモニタの中心とファインダーの中心がズレていてちょっと美しくない。違和感がある。

 なお、初代OM-DであるE-M5は別売りで外付けのカメラグリップが用意されており、望遠レンズを使うときなどしっかりグリップしたいときに便利だったが、今回、それは用意されていないようだ。

●「OM-1 Mark II」と同じ裏面照射積層型センサー搭載

 もう一つの特徴は、根幹部分であるイメージセンサーと画像処理エンジン。イメージセンサーはフラグシップ機である「OM-1 Mark II」と同じものを採用している。高速読み出しが可能な裏面照射積層型センサーだ。

 これは約2037万画素だが、一つの画素が4つに分かれているクアッドピクセルで(なので、8000万画素と言ってもいいかも)、それを利用して縦横両方向で位相差情報を検出するため、高速で正確なAFが可能となっている。「1053点オールクロス像面位相差クアッドピクセルAF」である。

 画像処理エンジンもOM-1 Mark IIと同じ「TruePicX」で、被写体検出AFもOM-1 Mark IIと同じく、人物も動物も乗り物も鳥も対応している。

 ミドルクラスのOM-5と比べると、センサー性能も世代も先を行っているし、画像処理エンジンもワンランク上であり、性能面では大きな差がありそうだ。

 常用ISO感度もOM-1 Mark IIと同じで、OM-5とはまったく違う。

 ただ、さすがにOM-1 Mark IIと全部同じというわけにはいかない。メカシャッター時の連写速度、ボディ内手ブレ補正の性能(OM-1 Mark IIは約8段分だが、OM-3は約6.5段)、SDカードスロットの数(OM-1 Mark IIはデュアルスロットだがOM-3はシングル)などで差がある。

 また、EVFのクオリティもOM-5同等に抑えられている。ただボディのデザインからして長いレンズを付けてフィールドで走り回ったり撮り回るって使い方はあまりしないだろうからまあ問題はないだろう。

 OM-3ならではの特徴として、前面に設けられたクリエイティブダイヤルがある。

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