1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. IT
  4. ネットトレンド

魚をテーマにした本の帯に「ずるいやろ」「こういうセンスほしい」 秀逸なコピーに4.1万いいね

ねとらぼ / 2024年4月12日 14時0分

写真

【画像】『増補 魚で始まる世界史』の帯

 とある本の帯コピーがX(Twitter)上で4万1000件のいいねが付き、注目を集めています。

 ユーザーのナカヤマ皐月さんが投稿したのは、3月に出版された平凡社ライブラリー『増補 魚で始まる世界史』の帯。そこには大きく「目からウロコ」の文字が書かれています。魚とかけたシンプルすぎるダジャレを一言だけ配置するという、なんとも攻めた構図。ナカヤマ皐月さんも「帯のコピーずるいやろ」とコメントしています。

 副題に「ニシンとタラとヨーロッパ」とある通り、さまざまな魚の需要を通して、世界史をひもといていくという趣旨の同書。ナカヤマ皐月さんによると増補版では、タラの部分が大幅に書き直されているそうです。タラが世界史に大きな影響を与えていたとは……!

 それにしてもなぜこんなコピーになったのでしょう。平凡社にお話を伺いました。

●なぜこのコピーになったの?

―― この帯コピーは誰がどのような意図で考えられたのでしょう?

担当者: 本の帯の文句はそれぞれの本の担当編集者が考えます。キャッチコピーを考えるときは、たいてい編集作業も最終段階に入ったところで、時間的にも精神的にもかなり追い込まれた状況の時が多いです。今回の帯も、同じく追い詰められた状況で考えていました。昔、忙しいのに隣でダジャレを頻発する同僚にキーッとなったものですが、最近歳のせいか、自分自身わりといつも頭の中にダジャレが浮かんで、この時もこれしか浮かばず決まったという経緯があります……。

―― 反響についてコメントをお願いします。

担当者: 今回帯に注目していただいた投稿には、4万件のいいねが付いたということで、大変ありがたいです。Xではその他にも、カバー図版についても注目していただいた方がいて、そちらには1万件のいいねが付いていました。合わせると5万件、単純計算でいいねしてくれた5万人のうち10分の1の方が買ってくださると5000部、100分の1としても500部……。はっ…これは重版の可能性が……。ちなみに平凡社ライブラリーは帯がつくのは初刷のみなので、ぜひ早めにご購入いただければ幸いです!

 本のテーマや表紙のみならず、コピーも読者を引き込むために欠かせないもの。まさに水魚の交わりですね。

 Xユーザーからは「『エジプト学の金字塔』みたいな」「『目からうろこ』が聖書由来で解説書としてバイブルだよ!という自信が表現されてるわけですな」といったコメントも寄せられました。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください