1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. IT
  4. ネットトレンド

コスパ最強ホラー、公開25年目のリブート決定に主演俳優3人が“正当報酬”要求 「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」

ねとらぼ / 2024年4月26日 17時40分

 次に今後リブート版や続編、前日譚、その他ゲームなどの同作に関する新作が発表される場合、自分たち3人とも「有意義な協議」ができるようにと嘆願。その理由としてオリジナルから派生した作品群は軒並みファンから不評であると指摘。そしてこのたび発表されたリブート版について、オリジナルの出演者である彼らは何も知らされておらず、しかしながら本名で出演した3人は作品や宣伝において肖像や名前が使用される可能性が極めて高いことも主張しています。

 最後に、「ブレア・ウィッチ・助成金」としてオリジナル映画の予算であった6万ドルを毎年支払うことを求めました。これは映画製作を志す人に対し、初の長編映画製作を支援するために使われる予定で、ライオンズゲートがそのプロジェクトに関与することはできないとしています。

●ハリウッドの慣習を変えたい 25年目の要求の意図

 2016年の続編製作に際し、ライオンズゲートはオリジナルの版権を買い取るため、3人にそれぞれに30万ドル(記事執筆時点のレートで約4700万円)を支払っています。3人はそれを受け取ったこともあり、今回の公開書簡を先導したジョシュアは別のInstagram投稿で、今回の要求に「法的な根拠があるかはわからない」と認めています。

 しかし今回の公開書簡は金銭目的で決断されたわけではないとジョシュア。自分たちが問題としているのは法的なことではなく「人間としての良識」だと述べ、「世界中でものづくりをしている人々、つまり企業が利益を得るために背後で協力している職人たちの功績を認めず、敬意を払わないという古くからの物語」を問題視し、これから映画製作をする若者のために声をあげているとしています。

 また、自分たちは版権を売り渡すためお金も受け取ったものの、それはとても若いころに組合や法的代理人の支援なく結んだ契約で、当面の生活費を心配せずに済むことは無名の役者にとって大変に魅力的なものだったとのこと。そして若く無名な役者が法的な支援を持ちつつ契約を結ぶことはほとんどないことだと主張し、この慣習を断ち切るべく立ち上がったことを説明しました。

 この公開書簡に対し、多くの人は支持を表明。「これはハリウッドにおける重大問題であり、解決されなければならない。俳優やクリエイターは、再使用料を受け取り企業から敬意を受けるべき」「待って、再使用料は払われてなかったの? まるで狂気だよ」「このフランチャイズは、最初にこれを作った人々なしには成り立たないんだよ!」「3つ目の(ブレア・ウィッチ・助成金の)要求はすばらしいアイデア。経済的制約のため、大きな未来から締め出されている才能がどれだけあることか」など、多くのエールが送られています。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください