まるで“実在している”みたいだ―― 「のっぺらぼう」がリアルな少女に大変身する海外絵師の“神業”に称賛

最初はのっぺらぼう状態だったものが……

　5年前や10年前……。少し前にインターネット上で話題になった投稿や動画を振り返って紹介する企画「昔のインターネット発掘！」。今回は2017年にYouTubeに投稿された、リアルな少女を描いていく油絵の制作動画を紹介します。

●のっぺらぼう→少女に！

　YouTubeに動画を投稿したのは、カナダの画家・Isabelle Richardさんです。最初は、顔の部分がポッカリと空いた「のっぺらぼう」のような状態でしたが、背景が描かれ、目や鼻、口のパーツが描き込まれるうち、少しずつ印象が変化していきます。

　ざっくりと顔のパーツを描くと、光は黄色系、影は赤系のカラーを使い、まるでメイクするかのように色を乗せていきます。瞳はブルーとネイビー、ホワイトの絵具で時間をかけて表現。瞳のつやと影を表現するために何度も塗り重ねてると、命が宿ったようなブルーアイズが完成します。

　ブロンドヘアも丁寧に表現。日差しを受けて輝く部分には黄色系やホワイト系のカラーで、影になっている部分はブラウン系で表現します。毛先の様子も丁寧に描いたら……まるで実在しているかのような少女の絵が完成しました。

　Isabelle Richardさんは、他にも、リアルな女性の姿を描く油絵の制作過程を多数公開しています。

画像引用：Isabelle Richard Art