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『七夕の国』インタビュー 主演・細田佳央太、今後のビジョンは「飽きられずに30歳まで続けたい」 勝負の20代語る

ねとらぼ / 2024年7月13日 18時35分

 もともと、のほほんとした役を演じることもあったので、イメージを把握するまでにそんなに時間はかからなかったのですが、たぶんおごりがあったんでしょうね。そこは監督に正していただきつつ、原作のナン丸を映像で作り上げていきました。

――なるほど。ナン丸が超能力を使う際に発する「ちょわぁぁぁぁ!」もそうしたベースの上作られたんですね。

細田 そうですね。当初は、もっと漫画っぽく、周りがびっくりするような高い変な声を出そうとイメージしていたんですが、監督からは、わざと面白くする必要はなくて、自分本来のフラットな声で、肺活量が持たなくなったら穴が空く一点集中のパワーを注ぐようなイメージでということは本読みでやってみて決まりました。撮影のインが第1話の初っぱなのシーンからだったのですが、10回以上やったので、声ガッスガスになっていました(笑)。

――作品でも象徴的な、球体を作るCGのシーンはどういったイメージで挑みましたか?

細田 ナン丸が正しい能力の使い方に目覚めてから、なじむまでは時間があったと思うので、その過程を自分なりに考えていました。撮影前には球体のビジュアルを映像で確認させてもらって、現場では発泡スチロールを球体に見立てて、テストではそれを演出部の方が動かして、本番では実際に「このくらいのスピードだったかな」とイメージしながら、撮影しました。

●ディズニープラスで映像化できたことの重要さ

――完成したものはご覧になりましたか?

細田 はい。めちゃくちゃ面白かったですし、普段作品が世に出るタイミングは緊張するんですが、『七夕の国』は絶対大丈夫だろうと勝手に感じています。というのも、これだけすてきなスタッフさんやキャストの方々とディズニープラスというプラットフォームで作れたということがすごく大きいです。

 原作ファンが多い作品ですので、ちゃんと時間をかけられる配信のコンテンツで作れたことは自信になりましたし、配信コンテンツという映像制作にこの年齢で携われたのはすごく大きな経験になったので、不安は一切ないです。

――やはり配信コンテンツに出演することは、地上波とは違った心持ちになるのでしょうか?

細田 お芝居へのスタンスは、どの媒体でも変わることはありません。ただ、配信はお金と時間のかけ方が違うので、この規模できるのは配信ならではだと思います。もちろん、どの媒体でも1つの作品を作るには、大勢の人やお金が関わってくるのですが、作品に必要なものをコストや余計なことなどを考えずに没頭できるという意味では、やはり強みですよね。

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