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ついに8K対応した「Insta360 X4」の画質をX3と1インチ360度版で比較 今買うべき全天球カメラだと確信した

ITmedia PC USER / 2024年4月16日 22時5分

写真

今回レビューする「Insta360 X4」

 360度の全天球撮影ができるInsta360 Xシリーズの最新モデル「Insta360 X4」が登場しました。待望の8K/30fps撮影に対応し、4K/100fps撮影、4K/60fpsシングルレンズモード撮影、7200万画素の静止画撮影、バッテリーの強化、新しい交換式レンズガードなど、数々の強化が図られています。

 しかし、価格は7万9800円(税込み、以下同)と、先日値下げが発表された前モデル「Insta360 X3」の発売当初の価格(6万8000円)より約1万円値上げとなりました。

 原材料費の高騰などにより、現在はデジカメの価格が全体的に高くなっています。当初は「値上げは仕方がないこと」と考えていましたが、実際にInsta360 X4を使ってみると、値上げかというネガティブな印象が払拭(ふっしょく)されました。

 機能や性能が大幅にアップしており、Insta360 X3やInsta360 ONE RS 1インチ360度版のユーザーも、積極的に買い替えを検討しても良いモデルに仕上がっていたのです。今回はメーカーから事前に貸し出された実機をテストしました。

●正常進化を遂げた、王道の全天球カメラ最新作

 まずはInsta360 X4の概要から見ていきましょう。1/2インチのセンサーを2つ搭載しており、最大で8K/30fpsの全天球動画撮影および7200万画素の全天球写真撮影が可能です。

 全天球の場合は他にも5.7K/60fps、4K/100fpsのハイフレームレート撮影およびスローモーション撮影に対応、片側のセンサーだけを使うモードであれば、2.7K/120fpsのハイフレームレートおよびスローモーション撮影が可能です。

 Insta360 X3やInsta360 ONE RS 1インチ360度版と主要スペックを比較すると、特に動画撮影時の解像度やフレームレートが向上しているのが分かります。

 Insta360 ONE RS 1インチ360度版が最も大きい1インチセンサーを搭載していますが、ベースとなっているInsta360 ONE RSの構成上、ディスプレイサイズが小さく、タッチ操作がしづらいというデメリットもあります。Insta360 X4は2.5型タッチスクリーンを採用し、Insta360 X3の2.29型よりも大きくなりました。

 指先で操作することが多いデバイスなので、画面サイズの拡大は歓迎すべきものです。タッチ操作ミスが減らせるので、Insta360 X4は操作時のストレスが低減しました。

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