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8K/30fpsで撮影できる「Insta360 X4」は想像以上のデキ 気になる発熱と録画可能時間を検証してみたら

ITmedia PC USER / 2024年4月26日 12時0分

 1つのファイルにまとめてしまうと「前後の映像のステッチングの調整がしにくいのではないか」という不安は杞憂です。編集ソフトであるInsta360 Studioで読み込むと、正常(通常時)、レンズガード装着時や、ステッチ幅を調整できるカスタムの項目が用意されており、ポストプロダクション作業ができることが分かります。

 なお拡張子「IRV」ファイルは低画質のプレビューファイルです。

●サードパーティーからNDフィルターが出る可能性も

 保護フィルターになりえるレンズガードの脱着機構を持ち、ステッチ幅が調整できる編集ソフトが用意されているInsta360 X4は、純正のレンズガードではなくサードパーティーのレンズガードも使いやすい全天球カメラとなりました。

 Amazonには既にサードパーティー製のレンズガードが安価で販売されています。この状況は、レンズガード形状のNDフィルターなどが販売されるのではないか、という期待感につながります。さすがに球面状のレンズガードに偏光膜を貼ったPLフィルターは作るのが難しいかもしれませんが、期待したいところです。

●“見えない自撮り棒”がしなりやすい重さに

 Insta360 X4を使っていてややネガティブに感じたところもあります。画像処理で映像に写らない純正自撮り棒「見えない自撮り棒」などを使って遠くの位置から撮影しているとき、Insta360 X3よりもしなりやすくなった点です。

 Insta360 X3の180gに対し、Insta360 X4の重さは203gに増加しています。たったの23グラムと思われるかもしれませんが、割合で計算すると13%ほど重くなりました。長い自撮り棒の先端にあるモノが重くなった分、風や振動の影響を受けやすいのは仕方がないところでしょう。この点には注意が必要です。

●独自の映像を得られる楽しさを手軽に高画質で

 とはいえ、高画質化したInsta360 X4の面白さはとても魅力的です。アクションカムのように超広角カメラとして映像の一部を切り出しても十分納得できる解像度があります。

 さらに全天球カメラならではの小惑星視点や、ワープをしているような視点に変更して切り出すこともできます。ポストプロダクション作業で作る画角ですが、まるでVJのように映像遊びをしているような感覚が味わえるのも楽しいところ。

 普通のデジカメやスマートフォンのカメラでは撮れない、とびっきりの映像/写真を記録したい方は要チェックです。

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