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自宅の自作ハイスペック環境でAI学習が可能に? GIGABYTEが「AI TOP」シリーズ製品群を一挙に投入 Intelの「新型CPU」対応マザーボードも

ITmedia PC USER / 2024年6月6日 14時45分

・ファン部分にAI TOPロゴが付いている

・さらに多くのグラフィックスメモリが必要な場合にお勧め

【SSD】

 生成AIでは、高速なデータの読み書きができるSSDも必要となる。そこでGIGABYTEは「AI TOP 100E」というPCI Express 4.0接続M.2 SSDを用意した。容量は1TBか2TBから選べる。

 いずれの容量もコントローラーはPhison Electronics製で、同社がLLM(大規模言語モデル)での利用に最適化したハードウェア/ソフトウェアのハイブリッドソリューション「aiDAPTIV+(アイダプティブプラス)」に対応している。シーケンシャル(連続)の読み出し速度は最大毎秒7200MB、書き込み速度は最大毎秒6500MBとなる。

【電源】

 生成AIを“本気で”動かすと、どうしても消費電力は大きくなる。そうなると電源もある程度大容量なものが求められる。

 そこで用意された電源ユニットが「UD1600PM PGS AI TOP」だ。1つの家庭用コンセントから取れる電流量を踏まえて、その名の通り最大1600Wの出力に対応している。サーバ用電源で使われる高品質パーツを採用しており、電力効率が特に優れた電源にのみ与えられる「80 Plus Platinum認証」も取得している。

 最大出力を考慮すると、これなら4基のグラフィックスカードを搭載するRyzen Threadripper/Xeonシステムでも稼働できそうだ。しかし、仮に日本に投入される場合、家庭用の100Vコンセントでは仕様上、最大出力が1500Wに抑えられる可能性もある(現時点では日本市場への投入は未定)。その場合、構成によっては1台で4基のグラフィックスカードを搭載するシステムに電源供給できるかどうか、微妙な情勢になるかもしれない。

AI TOP TUTOR(チューター)

 3つ目の柱となるチューターは、その名の通り生成AIを利用する上で必要な情報をコーチングしてくれるチャットサービスだ。チューターの運用にも、AIが使われているという。

 例えば「予算に応じたマシン構成を教えてほしい」「どうやってセットアップするの?」など、質問するとチャットで返してくれる。

 家庭内で機械学習(マシーンラーニング)を行うかといわれると、個人的には今のところない。しかし、クラウド(サーバ)でやっていることがいずれ個人でもできるようになるなら「ちょっとやってみるか」という人は出てくるだろう。

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