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リブランドした「Intel Xeon 6」はどんなCPU? Intelの解説から分かったことを改めてチェック

ITmedia PC USER / 2024年7月2日 16時5分

 ここまでの話を整理すると、Xeon 6シリーズの現時点における構成は以下のようになる。

・CPUコアの種類

・Eコアのみ:モデル名末尾に「E」が付く

・Pコアのみ:モデル名末尾に「P」が付く

CPUのサイズ(ソケットの種類)

・小型パッケージ(LGA4710):「6700シリーズ」に分類

・大型パッケージ(LGA7529):「6900シリーズ」に分類

 繰り返しになるが、6月にが始まったXeon 6 6700Eシリーズは、すなわち「小型パッケージのEコアモデル」となる。

●Xeon 6のアーキテクチャの概要

 今回のXeon 6プロセッサの発表に伴い、IntelはXeon 6 6700/6900シリーズのダイ構成を公開した。パッと見でも分かるのだが、どちらも意外と複雑だ。

CPUコアは「Core Ultra(シリーズ1)」と同じアーキテクチャ

 Xeon 6プロセッサのPコアは「Redowood Cove」(開発コード名)ベースで、現行の「Core Ultraプロセッサ(シリーズ1)」(開発コード名:Meteor Lake)のPコアと基本設計は同一、つまりハイパースレッディング(マルチスレッド)動作に対応している。

 一方、Eコアのアーキテクチャは「Cresmont」(開発コード名)で、こちらもCore Ultraプロセッサ(シリーズ1)のEコア同様、つまりこちらは逆にハイパースレッディングには非対応となる。

Compute TileやI/O Tileの組み合わせ

 Xeon 6 6700Eシリーズは、Eコアのみを集約した「Compute Tile(CPUコアタイル)」と2基の「I/O Tile(入出力タイル)」を組み合わせた製品だ。Compute TileのCPUコアは、最大144基のEコアを内包している。

 一方、Xeon 6 6700Pシリーズは、Compute Tileについて「Pコア16基×1」「Pコア48基×1」「Pコア48基×2」の3構成が用意される。ただし、最大CPUコア数は86基となる(Pコア48基×2のパッケージにおいて、CPUコアを10基無効化している)。

 Xeon 6 6900Pシリーズは、48基のPコアを集約したCompute Tileを3基、これに2基のI/O Tileを組み合わせた製品だ。計算上、最大CPUコア数は144基となるが、こちらは16基のCPUコアを無効化した最大128コア構成となる。

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