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有線+ワイヤレスでの接続にも対応しタッチ操作も可能! 15.6型モバイルディスプレイ「PROMETHEUS CAST 15.6inch」を試す

ITmedia PC USER / 2024年6月27日 12時0分

 まずWindowsについては、どれもOS標準のキャスト機能を使用しての接続となるため、接続手順は全く同じで、使い勝手も変わらない。ただしパフォーマンスは製品によって差があるようで、本製品のように有線並みの場合もあれば、スクロールが追いつかないためドキュメントの表示用途にしか使えない場合もある。

 iOSについては、本製品とASUS製品は、事前にデバイス固有のWi-Fiへと切り替えた後にAirPlayで接続する方式で、アプリ類のインストールは不要だ。リコー/PFU製品は自前のアプリを使って接続する方式で、インストールの手間はかかるが、Wi-Fiの設定を変えずに済むので、利用しながらネットに接続できる。一長一短だ。

 Androidについては、3製品ともMiracastでの接続となり、スマホ側が対応していることが前提になる。今回試したPixel 8 Proのように、現行のAndroidスマホおよびタブレットでもMiracastに対応しない製品は少なくないので、導入前に必ずチェックしておきたいところだ。

●OSDメニューはタッチで操作

 最後にOSDメニューについても触れておこう。OSDメニューは、本体右側面の物理ボタンでオンにした後、実際の操作はタッチで行う仕組みになっている。ボタン操作でもある程度のことはできるが、あまり直感的ではなく、タッチを用いた方が自然だ。

 項目については必要最低限といったところで、シチュエーションに合わせた表示モードなどは用意されていない。ブルーライト低減機能があるくらいで、至ってシンプルだ。

 なお、ワイヤレス接続関連の項目が用意されているかと思いきや、あるのは接続方法をワイヤレスに切り替えるボタンだけだ。これにしても、ケーブルを接続せずに電源を入れさえすれば自動的に切り替わるので、わざわざこのOSDメニューから切り替える必要は薄いだろう。

●ワイヤレス接続およびタッチ対応としてはリーズナブル

 以上のように、有線/無線を問わずさまざまなプラットフォームに対応するなど、汎用(はんよう)性の高い製品だ。ワイヤレス接続も、自前のアプリをインストールするといった手間がかからないので(Wi-Fiに手動接続しなくてはいけない場合はあるが)、一時的にゲストに使わせたい場合などにも適している。

 マイナスポイントは、容量3000mAhのバッテリーを搭載していることもあってか、重量がカバー込みで1kgを超えていることだ。持ち歩いての利用がメインであれば、ワイヤレスで接続できるメリットが、この重さに相殺されてしまう可能性がある。本当にワイヤレス接続が必要か、慎重に判断した方がよいだろう。

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