1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. IT
  4. デジタル家電

映像を生成AIでテキスト化! ネットワークカメラ「ATOM Cam GPT」を試して分かった実用性

ITmedia PC USER / 2024年8月1日 17時0分

 一方、新機軸の機能である文章生成は、映像の差分をきちんとテキスト化されるようになれば、例えば窓から屋外に向けて設置することで「黒い車が横切りました」とか、「赤い服を着た人が玄関に立っています」といった具合に、知りたい情報をテキストで通知してくれれば重宝しそうだが、現状ではその域に達しておらず、最終的にそこまでの完成度に到達するかは現時点で未知数だ。

 ざっと試した限り、コンセプトは理解できなくはないが、実際の挙動が的外れであり、しかもそれが月額制の有料アドオンとなれば、ユーザー側としてもわざわざ人柱になる必然性がない。無料の試用期間を長くすればどうにかなるという問題でもなく、世に出すのが早すぎた製品という印象だ。

 価格は8280円と、屋外対応かつナイトビジョンを搭載したパンチルト対応モデルであるATOM Cam Swingの5680円よりもかなり高い。本稿執筆時点では4980円という早割価格で提供されているが、つぶしの利かない製品ということもあり、わざわざ手を出す理由が見つからない。現状ではメーカー自身も方向性を見失っているように感じられ、今後どのように巻き返していくかに注目したい。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください