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Arm版の「Copilot+ PC」で既存アプリは快適に動作する? 新型「Surface Laptop」で試してみた

ITmedia PC USER / 2024年8月6日 12時10分

・Adobe Photoshop(Armネイティブ対応)

・Adobe Photoshop Lightroom(Armネイティブ対応)

・Camera RAW(Armネイティブ対応)

・Adobe Acrobat(x64エミュレーション)

・Adobe Acrobat Reader(x64エミュレーション)

 Adobe Acrobatをインストールしようとすると、「IntelベースバージョンのAcrobatをインストール」というダイアログが表示され、x64版のインストールが開始される。実際にインストールしてみると、バイナリ変換の処理のせいかインストールに非常に時間がかかる。

 ただ一度インストールさえしてしまえば、動作自体は特に引っかかりもなく快適に動作するので、現時点でも既に利用には問題ない状態だ。

 続いてAdobe Photoshopを使って、Nikon Z5で撮影したRAWデータを読み込み、「被写体を選択 デバイス(高速)」と「被写体を選択 クラウド(詳細な結果)」を試してみたが、速度としてもかなり早く、メインのデスクトップPCと遜色ない動きを見せる。手元のモバイル用ノートPCでも、RAWデータの編集作業や、同人誌の原稿作業ができるので、Adobe Photoshop用のマシンとしてはかなり優秀だ。

 ただし、残念な点もあって原稿執筆時点でのCamera RAW(Arm)16.4では、Nikon Z6IIIで撮影したRAWデータに対応しておらず、データの編集ができない。IntelベースのCamera RA 16.4では既にNikon Z6IIIで撮影したRAWデータにも対応しているので、RAWの互換性の観点からは、少し頼りない印象を受ける。

 その他の主要なアプリへの対応については、Adobe社が専用のナレッジベースを公開している。具体的には下記の通りだ。

・Adobe Illustrator

・Adobe InDesign

・Adobe After Effects

・Adobe Premiere Pro

・Adobe Media Encoder

 現時点ではネイティブ対応しているAdobeアプリは少ない物の、主要なアプリについても精力的に対応作業が進められているようなので、ひとまず安心と言ったところだろうか。

 Armネイティブ対応したAdobe Photoshopの動作が非常に快適だったので、より動作の重たいAdobe After EffectsやAdobe Premiere Proが、Snapdragon Xシリーズでどれくらい快適に動作するのか期待が膨らむ。

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