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AMDの新型CPU「Ryzen 9 9900X/9950X」の真価はどこで発揮される? 試して分かったこと

ITmedia PC USER / 2024年8月14日 22時5分

 続いて、実際のゲームをベースとするベンチマークテストを実行してみよう。

 まず、比較的軽量な「ファイナルファンタジーXIV:暁月のフィナーレ ベンチマーク(FF14旧ベンチマーク)」を試してみる。

 本来であれば、最新バージョンの「ファイナルファンタジーXIV: 黄昏のレガシー ベンチマーク(FF14新ベンチマーク)」を実施したかったのだが、比較用のCore i9-13900K環境においてテストした時点では同ベンチマークはリリース前だった。そのため、今回はあえて旧バージョンでのテストを実施して比較する。

 画質設定は「最高品質」として、フルHD(1920×1080ピクセル)/WQHD(2560×1440ピクセル)/4K(3840×2160ピクセル)の3つの解像度でテストを行った。結果は以下の通りだ。

・フルHD

・Ryzen 9 9950X:3万7376ポイント

・Ryzen 9 9900X:3万5826ポイント

・Ryzen 7 9700X:3万7517ポイント

・Ryzen 5 9600X:3万6740ポイント

・Core i9-13900K:3万9402ポイント

WQHD

・Ryzen 9 9950X:3万1416ポイント

・Ryzen 9 9900X:3万400ポイント

・Ryzen 7 9700X:3万2215ポイント

・Ryzen 5 9600X:3万2076ポイント

・Core i9-13900K:3万4457ポイント

4K

・Ryzen 9 9950X:2万1332ポイント

・Ryzen 9 9900X:2万1055ポイント

・Ryzen 7 9700X:2万1780ポイント

・Ryzen 5 9600X:2万1703ポイント

・Core i9-13900K:2万2292ポイント

 こちらのテストでは、なぜかRyzen 9 9900X/9950Xのスコアが伸び悩んだ。さすがに「あれ?」と思ったので、設定を見直してみたのだが、おかしい部分は見受けられない(前回の計測と同様に、CPUやマザーボードの標準設定のままとしている)。何度か計測し直したのだが、数値に有意な変動はなかったため、今回はそのまま掲載することとする。

 伸び悩んだ原因として考えられるのは、CPUやGPUへの最適化が十分でないことだろう。FF14旧ベンチマークはリリースが古いため、Ryzen 9 9000Xシリーズの多コアを生かし切れないという面もあるかと思う。

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