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AI PC「ProArt PX13(HN7306)」はジャストA4サイズにRyzen AI 9とGeForce RTX 4070 Laptopを詰め込んだ意欲作だった

ITmedia PC USER / 2024年8月16日 17時5分

 メモリはLPDDR5X-7500規格のものを32GB搭載し、ストレージはPCI Express 4.0 x4接続の1TB SSDを備える。クリエイター向けPCとしての必要条件を十分に満たす内容だ。

 なお、本製品はCopilotキーを搭載しており、Microsoftが推進する「新しいAI PC」「Copilot+ PC」の要件も満たす。しかし、現段階ではCopilot+ PCに指定されていない。Copilot+ PCの特徴でもある、NPUを利用した新しいAI体験がx64版Windows 11に実装されていないからだ。

 この問題は、そう遠くないタイミングで配信されるであろうWindows 11の「バージョン24H2」へのアップデートで解消される。そうなれば、本機もCopilot+ PCとして訴求されることになるだろう。

●生成AIにも強い「GeForce RTX 4070 Laptop GPU」搭載

 本機はコンパクトなボディーながらも、外部GPUとしてNVIDIAのGeForce RTX 4070 Laptop GPU(グラフィックスメモリは8GB)を搭載している点も見逃せない。

 3Dグラフィックスの描画やプレビューの高速化はもちろん、3Dレンダリング、動画のエンコード、AIを活用したノイズリダクション処理や画像生成など、近年のクリエイティブアプリは積極的にGPUを活用する。クリエイティブ用途での実績が多いNVIDIA製GPUの搭載は心強いところだ。

 GeForce RTX 4070 Laptop GPUが統合するAI処理用の「Tensorコア」は、現状ではWindows標準のAIアプリには対応していないものの、画像生成やノイズ処理、オートリフレームといった、クリエイティブアプリに実装されているAI処理では活用可能で、処理の高速化に貢献する。

●色再現性に優れた、フリップできる3K有機ELディスプレイ

 画面は13.3型の有機ELディスプレイを搭載している。表示解像度は2880×1800ピクセル(アスペクト比16:10)で、輝度が最大500ニト、DCI-P3の色域を100%カバーし、色差は「ΔE1以下」と色再現性も高い。VESAの「DisplayHDR 500 True Black」に準拠し、カラーサイエンス大手の「PANTONE」による認証も取得している。

 ヒンジは360度回転に対応しており、画面をフリップしてタブレットスタイルや、テントスタイル、スタンドスタイルと、マルチなスタイルで活用できる。

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